つのへび日記

こなやぎのブログです。2015年4月から1年間滞在した中国江蘇省・南通市のこと、手仕事、語学、短歌など。

感想メモ

2月の短歌の目、自作のふりかえり(解題) +読書メモなど

tankanome.hateblo.jp kn.hatenablog.jp元ネタがあるものだけ、簡単に種明かしというか解説を。 鬼は外出て行ったきりふるさとの人ただ老いてゆく節分会(せつぶんえ) 好きな寺山修司の短歌、「かくれ鬼の鬼とかれざるまま老いて誰を探しにくる村祭り*1」か…

【福岡】おいしいもの食べました日記その1(焼肉・喫茶・ケーキ)

もう先月のことになりますが、夫の誕生日に色々美味しいものを食べたので、その時のことを書きます。 福岡住み歴半年未満の新参者ですが、検索でたどり着いた方への何かのお役に立てればというのも兼ねて、使ったお店を記録しておきます。 焼肉:Hachi-Hachi…

【翻訳レシピ】安い材料でもおいしい、本格的な「海南鶏飯(シンガポールチキンライス / カオマンガイ)」

いざレシピ検索をすると、なんだか人によってレシピのディテールが微妙に異なり、検索結果の総合的なイメージはやっぱり「茹で鶏とその茹で汁で炊いた米をエキゾチックに食う」料理で、いまいち依りかかるべき権威的なレシピというものが見当たらず…。それな…

6月の読書:カレル・チャペック『園芸家の一年』

私はイタリアの物語だとジャンニ・ロダーリを読むし、はてなのアカウントの元ネタはトーマス・M・ディッシュの『いさましいちびのトースター』なんですけど、別に児童文学やファンタジーを好んで率先して読むというわけではないのです。あくまで『猫と共に去…

4種のスパイスで作るインドカレーを3回作ってみた感想、ゆで卵のピクルス、そしてビリヤニなど。

kn.hatenablog.jpこちらの記事の続きです。あれからリベンジもかねて、この「はてな匿名ダイアリー」で投稿されていたレシピでカレーを作っては食べ、作っては食べてみて、うまく作るコツのようなものが分かってきつつ、また自分なりのやり方に行き着きまし…

清廉でうつくしい、中国映画『胡同の理髪師(原題:剃头匠)』感想文

市役所での転入手続きも済んだので、先日さっそく市の図書館で貸出カードを作りました。 図書館のサービスはなかなか良くて、もう少し使いなれたらそのうちこれで一つ記事を書こうかなーと思っています。 総合図書館は大きくて、中に喫茶店、学習室、飲食ス…

シーズンオフだけど「見帰りの滝」へ行ってきました。(前編)

帰国4日目。昨日から、唐津の実家に寄せてもらっています。魚うまい。夫がまだ一度も行ったことがないということで、今日は九州一の瀑布という「見帰りの滝」へ行きました。見帰りの滝(唐津市相知町) | 観光情報検索 | あそぼーさが 日本の滝百選にも選ばれ…

引っ越しました。

早いもので、もう3月末。『あさが来た』も今週で終わってしまいます。寂しい…。私は、相変わらずビザのことや何やらやっています。夫の職場が4月から変わるので、今はとりあえず先に夫のビザ更新に向けて、彼に替わって新しい職場のスタッフとやり取りしな…

『響け!ユーフォニアム』をついに視聴しました。

去年放映されていた、吹奏楽経験者を揺さぶると噂のアニメ『響け!ユーフォニアム』を視聴しました。「観ました」ではなく「視聴しました」、と敢えて使いたくなるほど、音の効果によるところが非常に多い作品ですね、これ。私はほぼ全編通してイヤホンで聴…

中国で読む北欧留学記―『フィンランド語は猫の言葉』感想文

2月は毎日書くのが目標でしたが、色々あって頓挫し、ついには、ぱかっと一週間以上空いてしまいました。 そのあたりのことはまた次の機会に譲るとして、ブログを更新しなかったあいだにやっていたことのうちの一つで、今回のエントリをしたためたいと思いま…

Bullet journalを一ヶ月半使ってみた感想

手帳は、大学生のとちゅうまでほぼ日手帳を使っていて、途中ED!Tに2年か3年ほど浮気して、去年は英語版ほぼ日手帳「Hobonichi planner」を使っていました。kn.hatenablog.jp kn.hatenablog.jp今年は、前から気になっていた「Bullet journal」をいつか試して…

ようやく中国のポップカルチャーに手を出し始めました

語学上達の近道は諸説ありますが、中国語で「多听多说」と言われることがあります。 「たくさん聞いて、たくさん話す」ということですね。 片方はインプット、もう片方はアウトプット。 このうち、相手がいなくても一人でできるのがインプットの勉強です。 …

大旦那様の「ザ・人たらし」な感じがとてもよい(『あさが来た』第70話の感想)

もし私がTwitterを使える環境にあるのならばたぶんさらっとツイートしてると思うのですが、そこはそれ、中国在住の悲しさで、Twitter始め他国の主要SNSにはアクセスできないので、つぶやくことはできず、でも今の気持ちをちょっと書き留めておきたいので、今…

現地(上海)でHSK5級を受けてきました

先日、はじめてHSK(汉语水平考试)を受けましたので、中国での受験までの流れを、参考までに書いておこうとおもいます。 今後受ける方の目に留まって何かのお役に立てれば幸いです。 受験申し込み 検定のWebサイトから申し込みます。 首页--汉语考试服务网 最…

相原茂『亜鈴式で鍛える中国語コロケーション999』をとりあえず終えました。

相原茂『亜鈴式で鍛える中国語コロケーション999』感想 - つのへび日記なんとか8月中には6回(3往復)やり終えることができました。最初から順に読むときに日本語→中国語、最後まで行ったら逆から読んで中国語→日本語、これで1往復として、本についてい…

相原茂『亜鈴式で鍛える中国語コロケーション999』感想

先日、こちらに来てはじめてネットで本を注文しました。と言っても、私はリクエストしただけで、作業は全部夫にやってもらったのですが。送料を比較するとAmazonより安そうだったので、今回はhontoを利用しました。国内住所を一つ登録しておくと、届け先に海…

中国の日清カップ焼きそば2種を食べてみました

先週から夏休みに入ったので、用事があるとき以外はずっと家に引きこもって中国語の勉強をしています。出かけるにしても、昨日まで見事にずーーーっと雨だったので、遊びに行く気にもならず。今日のように久々に晴れても、結局家事と勉強で一歩も外に出なか…

2014年10月の読書メーター/横光利一、W・サローヤン、菅啓次郎ほか

2014年10月の読書メーター読んだ本の数:4冊読んだページ数:1026ページナイス数:13ナイス上海 (岩波文庫)の感想参木がなんでこんなにモテるのかさっぱり解らない、陰気ないちご100%みたいなストーリーだった。経済小説としては結構面白く読めるのに、…

2014年9月の読書メーター/黒田龍之助ほか

2014年9月の読書メーター読んだ本の数:2冊読んだページ数:436ページナイス数:10ナイス語学はやり直せる! (角川oneテーマ21)の感想やり直せる!と言いつつ、やり直すくらいなら新しい言語やってみようよ!@最終章といういい加減さこそがこの著者の書くも…

2014年8月の読書メーター/『可愛い黒い幽霊:宮沢賢治怪異小品集』ほか

2014年8月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:1011ページナイス数:15ナイス柳田國男 [ちくま日本文学015]の感想単なる民話蒐集家や編纂者としてではなく、分析し考察してみせる彼の文章の上手さに圧倒された。フィクションをフィクションとし…

2014年7月の読書メーター/マキャベリほか

2014年7月の読書メーター読んだ本の数:2冊読んだページ数:377ページナイス数:3ナイス音楽家の身体メンテナンスBOOKの感想楽器と長く実りあるお付き合いをするためのいくつかの注意点をまとめてある理論書。すべては演奏するのにベストな身体を作るために…

6/28水戸岡鋭治トーク@熊本市現代美術館(覚え書き)

九州に住んでいてよかったと思うのは、水戸岡さんの電車にたくさん乗れることです。 実家に住んでいた10代のころから、ハウステンボス号などにはふつうに乗っていたのですが、そのころは電車のデザイナーのことなど気にかけたこともなく。 関西在住時に、和…

2014年5月の読書メーター/ダン・アリエリー、黒田龍之助

2014年5月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:1208ページナイス数:12ナイスぼくたちの外国語学部の感想寂寥の読後感。黒田先生の多くの著書の、色んな言語の楽しいとこダイジェスト!なユーモア全開のテイストとは違い、外国語を大学の専門学…

2014年4月の読書メーター/黒田龍之助『もっとにぎやかな外国語の世界』ほか

2014年4月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:586ページナイス数:6ナイス英語にあきたら多言語を! ~ポリグロットの真実~の感想ずっと読んでおかなきゃいけない気がしていた一冊。コサ語よりもすさまじい(発音の)言語がけっこうあるんだと…

駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)/京都市左京区

沿線耳より情報 駒井家住宅の特別公開 平成26年5月1日~5月6日 まで 最寄駅:茶山駅 徒歩7分 pic.twitter.com/aQE2ppkG9T— 叡山電鉄株式会社 (@eizandensha) 2014, 4月 11 京都に住んでいたころ、この近辺をお散歩することはしばしばあったので、素敵…

2014年3月の読書メーター/車谷長吉『鹽壺の匙』

2014年3月の読書メーター読んだ本の数:1冊読んだページ数:310ページナイス数:15ナイス塩壷の匙 (新潮文庫)の感想自分の読書体験上の時系列で言うと、町田康以来の、そして彼以上の外道だなと感じた。車谷先生の文章に触れた方にはおわかりでしょうが、勿…

2014年2月の読書メーター/『消された一家』『韓非子 不信と打算の現実主義』

今月は朝の通勤時間をイタリア語の勉強にほとんど充てたので、読書は少なめ。結局、勉強が足りずに春の3級受験はあきらめました。悔しいですが、使わなかった受験票をお守り代わりに、自分にハッパをかけて頑張ります。 『消された一家』に書いてあることは…

2014年1月の読書/玉村豊男『料理の四面体』ほか

料理本のドグラ・マグラや~!というとちょっと違うが、なんにせよ奇書。タイトルの概念は先に知ってから読書に臨んだのだけど、第一章からすでに、アルジェリアでのヒッチハイク体験から一直線に豚の生姜焼きに終結する鮮やかな手腕にやられてしまい、語源…

2013年12月の読書メーター

ことしもマイペースに更新していこうと思います。書きたいことが出来たときや、新しい編み物が出来たときとかに。 ということで読書記録まとめ。月初にこれをやるために、慌てて読書メーターに登録するものだから、結果的にはどちらも続いているのです。 * 2…

2013年11月の読書メーター

2013年11月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:708ページナイス数:4ナイス フォトエッセイとイラストで楽しむちいさなカタコト*ドイツ語ノートの感想表紙に一目ぼれ、中身もかわいくて購入。旅行ガイド色が強く、お勧めカフェなどの鮮度が問わ…

2013年10月の読書メーター

2013年10月の読書メーター読んだ本の数:1冊読んだページ数:159ページナイス数:8ナイスシェットランドのちいさなニット: ~フェアアイル編みの小物づくり~の感想専門出版社ではないからか、写真と説明が合ってないような編集ミスのようなものもあったり、編…

『日本の悲劇』2012年/日本/101分

映画『日本の悲劇』予告編 - YouTube 予告編、一応貼りましたが、あえて見ずにとりあえずじかにご覧になってもよいかと思われます。(個人的には、予告編ナレーションの「なんでもいい話風になっちゃう感じ」が嫌で、トレイラーってちょっと苦手。反対に予告…

読書記録2013年9月

2013年9月の読書メーター読んだ本の数:1冊読んだページ数:349ページナイス数:12ナイス心ふさがれての感想一言で(むりやり)言うと、カフカ、レベッカ・ブラウンの延長線上に在るような小説。幻想小説と呼ぶにはあまりに「こちら側」で連鎖する不条理が怖…

スポイト式万年筆

今日読んだこちらのブログ記事。 父とパイプと万年筆 - tapestry 旧式のスポイト式万年筆の描写にときめきました。 現在流通している万年筆は主に手軽なカートリッジ式かコスパの良いコンバーター式。 万年筆の使い方 | 特集記事一覧 | PILOT LIBRARY | PILO…

読書記録2013年8月

2013年8月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:1678ページナイス数:14ナイス夢野久作全集〈4〉 (ちくま文庫)の感想「いなか、の、じけん」が全編読みたくて購入。一つの代表作のおかげで作家の仕事全体の印象が決定づけられるのはよくあること…

『風立ちぬ』2013年/日本/126分

もう10日以上前の話になるのですが。 友人から試写会のお誘いがあったので、ありがたくご一緒させていただきました。 ジブリ映画は『千と千尋の神隠し』以来だと思います。たぶんジブリ映画を見ていない日本人のワースト一割には入ると思う、そんな人間です…

三角由美子さんトークライブ@金龍堂まるぶん

去る2月16日(土)、 ライターの三角由美子さんによる『熊本の海カフェ山カフェ』(書肆侃侃房)発刊記念トークライブを聴きに行きました。 場所は昨秋の一箱古本市でもお世話になった、上通りのカッパの本屋こと金龍堂まるぶんさん。(その時の記事はこちら)…

私の好きな料理本

『暮しの手帖』59号で料理家など著名人が好きな料理本を3冊選んで語る、 という記事をやっていて面白かったので、自分も3冊選ぶなら何だろうと考えました。 ちなみに、この手の記事で自著を挙げる人を私は基本的に信用しません。1.佐藤雅子『私の保存食…

3/25藤森照信トーク@旧唐津銀行

ずっと気になっていた面白おじさん=藤森照信氏が地元・唐津に来てくれるということでトークを聴きに行きました。もともと建築史家で、そのうちに自分でもやってみたくなったという彼の建築は、自由で野性的で面白いのです。 「藤森照信」で画像検索すると色…

『恋の罪』2011/日本/144分/

園子温の映画は『愛のむきだし』でがっちりハマってしまって以来『紀子の食卓』『自転車吐息』『冷たい熱帯魚』と観てきた。「園子温の映画だ!」というだけで胸騒ぎがするようなどぎつい個性の持ち主は、今撮り続けている映画監督にはそんなに多くないとお…

『悲しみのミルク』2008/ペルー/97分

どちらかと言うと、難しい映画の部類に入ってしまうかもしれない。ただし一般にいう「難解な映画」=構成が複雑であるとか科白や演出の意図が容易に判りかねる、というわけではなくて、説明的な描写をほとんど行わないために物語を完全に掌握しづらいという…