つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

感想メモ

2014年5月の読書メーター/ダン・アリエリー、黒田龍之助

2014年5月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:1208ページナイス数:12ナイスぼくたちの外国語学部の感想寂寥の読後感。黒田先生の多くの著書の、色んな言語の楽しいとこダイジェスト!なユーモア全開のテイストとは違い、外国語を大学の専門学…

2014年4月の読書メーター/黒田龍之助『もっとにぎやかな外国語の世界』ほか

2014年4月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:586ページナイス数:6ナイス英語にあきたら多言語を! ~ポリグロットの真実~の感想ずっと読んでおかなきゃいけない気がしていた一冊。コサ語よりもすさまじい(発音の)言語がけっこうあるんだと…

駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)/京都市左京区

沿線耳より情報 駒井家住宅の特別公開 平成26年5月1日~5月6日 まで 最寄駅:茶山駅 徒歩7分 pic.twitter.com/aQE2ppkG9T— 叡山電鉄株式会社 (@eizandensha) 2014, 4月 11 京都に住んでいたころ、この近辺をお散歩することはしばしばあったので、素敵…

2014年3月の読書メーター/車谷長吉『鹽壺の匙』

2014年3月の読書メーター読んだ本の数:1冊読んだページ数:310ページナイス数:15ナイス塩壷の匙 (新潮文庫)の感想自分の読書体験上の時系列で言うと、町田康以来の、そして彼以上の外道だなと感じた。車谷先生の文章に触れた方にはおわかりでしょうが、勿…

2014年2月の読書メーター/『消された一家』『韓非子 不信と打算の現実主義』

今月は朝の通勤時間をイタリア語の勉強にほとんど充てたので、読書は少なめ。結局、勉強が足りずに春の3級受験はあきらめました。悔しいですが、使わなかった受験票をお守り代わりに、自分にハッパをかけて頑張ります。 『消された一家』に書いてあることは…

2014年1月の読書/玉村豊男『料理の四面体』ほか

料理本のドグラ・マグラや~!というとちょっと違うが、なんにせよ奇書。タイトルの概念は先に知ってから読書に臨んだのだけど、第一章からすでに、アルジェリアでのヒッチハイク体験から一直線に豚の生姜焼きに終結する鮮やかな手腕にやられてしまい、語源…

2013年12月の読書メーター

ことしもマイペースに更新していこうと思います。書きたいことが出来たときや、新しい編み物が出来たときとかに。 ということで読書記録まとめ。月初にこれをやるために、慌てて読書メーターに登録するものだから、結果的にはどちらも続いているのです。 * 2…

2013年11月の読書メーター

2013年11月の読書メーター読んだ本の数:3冊読んだページ数:708ページナイス数:4ナイス フォトエッセイとイラストで楽しむちいさなカタコト*ドイツ語ノートの感想表紙に一目ぼれ、中身もかわいくて購入。旅行ガイド色が強く、お勧めカフェなどの鮮度が問わ…

2013年10月の読書メーター

2013年10月の読書メーター読んだ本の数:1冊読んだページ数:159ページナイス数:8ナイスシェットランドのちいさなニット: ~フェアアイル編みの小物づくり~の感想専門出版社ではないからか、写真と説明が合ってないような編集ミスのようなものもあったり、編…

『日本の悲劇』2012年/日本/101分

映画『日本の悲劇』予告編 - YouTube 予告編、一応貼りましたが、あえて見ずにとりあえずじかにご覧になってもよいかと思われます。(個人的には、予告編ナレーションの「なんでもいい話風になっちゃう感じ」が嫌で、トレイラーってちょっと苦手。反対に予告…

読書記録2013年9月

2013年9月の読書メーター読んだ本の数:1冊読んだページ数:349ページナイス数:12ナイス心ふさがれての感想一言で(むりやり)言うと、カフカ、レベッカ・ブラウンの延長線上に在るような小説。幻想小説と呼ぶにはあまりに「こちら側」で連鎖する不条理が怖…

スポイト式万年筆

今日読んだこちらのブログ記事。 父とパイプと万年筆 - tapestry 旧式のスポイト式万年筆の描写にときめきました。 現在流通している万年筆は主に手軽なカートリッジ式かコスパの良いコンバーター式。 万年筆の使い方 | 特集記事一覧 | PILOT LIBRARY | PILO…

読書記録2013年8月

2013年8月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:1678ページナイス数:14ナイス夢野久作全集〈4〉 (ちくま文庫)の感想「いなか、の、じけん」が全編読みたくて購入。一つの代表作のおかげで作家の仕事全体の印象が決定づけられるのはよくあること…

『風立ちぬ』2013年/日本/126分

もう10日以上前の話になるのですが。 友人から試写会のお誘いがあったので、ありがたくご一緒させていただきました。 ジブリ映画は『千と千尋の神隠し』以来だと思います。たぶんジブリ映画を見ていない日本人のワースト一割には入ると思う、そんな人間です…

三角由美子さんトークライブ@金龍堂まるぶん

去る2月16日(土)、 ライターの三角由美子さんによる『熊本の海カフェ山カフェ』(書肆侃侃房)発刊記念トークライブを聴きに行きました。 場所は昨秋の一箱古本市でもお世話になった、上通りのカッパの本屋こと金龍堂まるぶんさん。(その時の記事はこちら)…

私の好きな料理本

『暮しの手帖』59号で料理家など著名人が好きな料理本を3冊選んで語る、 という記事をやっていて面白かったので、自分も3冊選ぶなら何だろうと考えました。 ちなみに、この手の記事で自著を挙げる人を私は基本的に信用しません。1.佐藤雅子『私の保存食…

3/25藤森照信トーク@旧唐津銀行

ずっと気になっていた面白おじさん=藤森照信氏が地元・唐津に来てくれるということでトークを聴きに行きました。もともと建築史家で、そのうちに自分でもやってみたくなったという彼の建築は、自由で野性的で面白いのです。 「藤森照信」で画像検索すると色…

『恋の罪』2011/日本/144分/

園子温の映画は『愛のむきだし』でがっちりハマってしまって以来『紀子の食卓』『自転車吐息』『冷たい熱帯魚』と観てきた。「園子温の映画だ!」というだけで胸騒ぎがするようなどぎつい個性の持ち主は、今撮り続けている映画監督にはそんなに多くないとお…

『悲しみのミルク』2008/ペルー/97分

どちらかと言うと、難しい映画の部類に入ってしまうかもしれない。ただし一般にいう「難解な映画」=構成が複雑であるとか科白や演出の意図が容易に判りかねる、というわけではなくて、説明的な描写をほとんど行わないために物語を完全に掌握しづらいという…