つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

ぶしとむしと虫干しの日

積年の夢であった蔵書の虫干しについに取りかかりました。

ネットなどでやり方を確認し、
・曝書とは言え、本が傷むため直射日光には当てず(そりゃそうか)陰干しにする。
・風通しを良くして本の中の湿度を下げるために、本は立てておく。
以上のポイントを踏まえ、実行。
ソフトカバーの文庫や新書は自力で立たないので、写真のように二冊一組にしてみました。写真奥の方はまだ作業初めで模索中だったので適当ですが、手前のようにそれぞれの表紙と裏表紙を合わせてNの字形に置くと、変なところでノドが開きすぎず本を傷めにくいと思われます。

空気の流れを確保しつつ、しばらく放置。
その間に、島田美術館で開催中の展示『ぶしとむし』を見に行きました。


かわいいフライヤー+ポップアップ武蔵(入場券)。
もとは刀剣や書画等、宮本武蔵関連を蒐めた私設美術館なのです。

本展示は武具や馬具の種類以上に、国内外原産の昆虫標本の数がとにかく多くて、見応えがありました。
甲冑と虫が一つ処に展示されているという、ユニークな企画。
トンボはつねに前進することから、勝虫という異名で武具のモチーフに好まれたそうです。
会期は今月26日まで。


アクセスはあまりよくありませんが、よい風情。
敷地内にはカフェも有り。

虫干しですが、半日ほど置いたのち、消毒用アルコールで表面を拭いて仕舞い、終了としました。
今日やったのは三ヶ所ある積ん読山のうちの一ヶ所のそのまた半分のみなので、これから残りの積ん読エリア、それが終わったら本棚(これも三本)…と、何とか全部やりとげたいと思います。せめて年内には…。