つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

2013年11月の読書メーター

2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:708ページ
ナイス数:4ナイス


フォトエッセイとイラストで楽しむちいさなカタコト*ドイツ語ノートフォトエッセイとイラストで楽しむちいさなカタコト*ドイツ語ノート感想
表紙に一目ぼれ、中身もかわいくて購入。旅行ガイド色が強く、お勧めカフェなどの鮮度が問われる情報が多い、そういう意味ではとても実用に即した本。何年も色褪せず読める本というタイプではないけれど、それだけになるだけ早く現地に行ってたしかめたいような気持ちもする(予定なんてぜんぜんないけど)。もっと掘り下げたくなる文法等は、白水社の「しくみ」シリーズあたりを読んでみたいな。
読了日:11月30日 著者:森本智子


ポケットに外国語を (ちくま文庫)ポケットに外国語を (ちくま文庫)感想
真の世界共通語が存在しえないということは、真の世界平和が実現しえないということ。語学をかじるとそれが解るし、多言語学者の方が皆謙虚で素敵、一言でいうと(上から目線で大変失礼なのだけど)「人間が出来てる」感じがするのは、そういうことなのかなー、と思う。それでも世界共通語と見做されてしまう英語の悲哀を指摘した「わーるど・いんぐりっしず」は名文。解説は今までゆるふわ作家だと敬遠していた堀江敏幸で、好感抱かざるを得ない良い文章でした。懺悔。何か読んでみたいけど、まずは菅啓次郎『ホノルル・ブラジル』からかな。
読了日:11月27日 著者:黒田龍之助


外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)感想
やっと読めた!一度失くして、岩波周年フェアで見つけて重版かかってたの知って再度買って、1年越しの読了。千野先生の御著書といえど、ハウツー本を家に置く趣味はあまりないし、読んだら売ろうかしらん、と思っていた過去の自分を殴りたいです。座右の書にして、折に触れ読み返す所存です、と今や思ってる。S先生やR先生の存在がまぶしく、しかし一番見逃してはならないのは、そもそも千野先生の日本語(で書かれる内容そのもの)が何より豊かで魅力的だと言うこと。それ無しでは、いくら勉強しても人は「テープ・レコーダー」にしかなれない。
読了日:11月18日 著者:千野栄一

 

先月は、公共交通機関での通勤が始まったおかげで少し読書量が増えました。

とはいえ、もっぱら通勤中にはTOEICと中国語の勉強をしていたので、今月以降はこれ以上にたくさん本が読めるはず(希望的観測)。

 

『外国語上達法』が読めたのが一番の収穫かな。千野先生の御著書、他に読みたいものがたくさん。

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