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つのへび日記

こなやぎのブログです。2015年4月から1年間滞在した中国江蘇省・南通市のこと、手仕事、語学、短歌など。

2014年8月の読書メーター/『可愛い黒い幽霊:宮沢賢治怪異小品集』ほか

感想メモ 本紹介 読書メーター

2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1011ページ
ナイス数:15ナイス

柳田國男 [ちくま日本文学015]柳田國男 [ちくま日本文学015]感想
単なる民話蒐集家や編纂者としてではなく、分析し考察してみせる彼の文章の上手さに圧倒された。フィクションをフィクションとして語ることが赦されず、神話や霊験といったものに昇華させたかった時代の人々の不安さ、心の空隙みたいなものは現代のネットの流言・デマにも十分通じるような…。「成るようにしかならぬ」というような歴史必然論の立ち位置は怠惰である、というような箇所(「涕泣史談」より)には、背筋がぴっと伸びたのでした。
読了日:8月8日 著者:柳田國男


<相原式>最大効果の中国語勉強法<相原式>最大効果の中国語勉強法感想
多寡に関わらず毎日やる(途切れさせない)というのはやはりどの語学教師もおっしゃっていることなんだけど、相原先生の「やる気がないときは漢詩の朗読をする」は面白い。日本と同じ漢字表記であることが、初学者にはハードルを下げさせている特徴であり、同時に習得の最大のネックでもあるので、まず本書にあるように「音だけで1000語覚える」を目標にしてみる。なぞなぞやジョークなどの小ネタもふんだんで、学ぶ姿勢含め、参考になることが多い一冊。
読了日:8月7日 著者:相原茂


可愛い黒い幽霊: 賢治怪異小品集 (平凡社ライブラリー)可愛い黒い幽霊: 賢治怪異小品集 (平凡社ライブラリー)感想
「毒もみのすきな署長さん」だけを偏愛している私には、それ以外の宮沢賢治作品は要らないと思っていた。だけど「それ以外」を単に知らないだけだった。これが編まれなければ一生知ることはなかったかもしれない。前半の章に多く入った散文というか詩、が、エモい。戯曲も面白かったし、表記法や言葉選びも面白い。声に出して読みたくなる。
読了日:8月4日 著者:宮沢賢治

読書メーター

 

先月は、夏休み(土日ふくめ9連休)のおかげで本も結構読めました。

むしろ9連休あればもう少し読めそうなものですが、ピアノを弾いたり、外国語の勉強をしたり、まとめ記事をちまちま作ったり*1、毎日いろいろやって過ごしていたので、このあたりが私の最大限の読書量でした。「ぼーっと終わらせない!」が今年の夏休みの目標だったので、それをクリアできて、充実した日々を過ごせたのはよかったです。来年は貯金して、海外に行きたいなー。会社からの電話もかかってこないだろうし*2

 

 そうそう、上記のほかに耽読していたものがありました。

 

半七捕物帳 全巻セット

半七捕物帳 全巻セット

 

 リンクを貼ろうと思って検索したら、さすがに著作権切れ作家、いろんな版が出ているんですね。

私も青空文庫で読みました。PCからだと横組み表示やルビのがたつきが気になるので、スマホにアプリを入れて。

 

i読書 - 青空文庫リーダー

i読書 - 青空文庫リーダー

  • yaslab
  • ブック
  • 無料

 私はAndroid版の青空文庫Adというリーダーを使っていましたが、しおり機能やフォントを変える機能もあってさくさく読めてたいへん快適でした。

 

半七捕物帳はずっと気にはなっていたので、いつかまとまった時間で読みたいと思っていましたので、夏休みの途中からはじめたのですが、結局休暇中には全69編を読破できず、休み明けからは通勤のバスや、入浴中など、一日1~2編のペースでちまちま読み進めて、8月中にはなんとか読み終わりました。

そして今は、1エピソードごとに1枚情報カードを作って作中年月日や舞台などを整理する作業をするべく2周目に入ろうとしています。

半七については、独立した記事をいずれ書こうと思っています。ハマりすぎですね。

以上、8月の読書まとめでした。

*1:くわしくは前回の記事に書きました。

*2:1回だけかかってきました。出てあげなきゃよかった。