つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

南通での食事その一(夕飯、自炊編)

南通に来て、そろそろひと月になろうとしています。
先月は寒かったり暑かったりと気候が不安定でしたが、この頃はだいぶ落ち着いてきて、日中はすっかり初夏の陽気です。
そろそろ夏物が欲しいところですが、日本から送ってもらうか、こちらで調達するか、悩んでいます。
今日は夕方から、久々の雨です。それでも爆竹は鳴っている…。

今日は家での毎日の食事について書きます。

幸いにして、コンパクトながら使いやすいキッチンが住居に備わっているので、朝と夜はほぼ自炊しています。
今まで何度か触れましたが、日々の食材はかなり安いので、自炊しなきゃ損!という気持ちになります。

やや高いのは、もともと中国にはない食品や調味料、日本製品などの輸入品で、具体的にはアボカド一玉200円、ポンジュース1リットル800円、ルマンド400円、みたいな感じです。(1元=20円で雑に計算してます)
輸送コストをもろに商品価格に反映させているようで、同じコカコーラでも、中国の工場で製造したのと韓国のそれとで価格が50円ほど違うという、面白い現象も見られます。(そしてそれを両方仕入れて並べて売るスーパーも、ちょっと奇妙な感じです)

パン屋さんもちょいちょいあるのですが、やはり割高だしあまり美味しそうじゃないので、まだ試していません。

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この大阪焼という謎の総菜パン(併記の英語名もなにやら物騒)、購入者いわくハムとかチーズとか入ってるそうですが、だいたい120円なので日本の町のパン屋さんとあまり変わらないですね。

そういうわけで、ネイティブが買うものを買い、ネイティブのように暮らせばかなり安上がりなので、作るのもほとんど中華料理(風)です。

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今ある調味料は、左から食用油、醤油、胡麻油、酢、料理酒。
それから食塩と砂糖(紅糖という茶色いのを使ってます)、五香粉という中国版ガラムマサラみたいなオールスパイス、顆粒の鶏ガラスープ。今のところそれだけです。
意外だったのが、食用油は写真のようなオリーブ油や菜種油などが主流だったこと。胡麻油、同じスーパーに通って三回目くらいでやっと見つけました。種類少なかった…。家庭向きではないのでしょうか。

ともあれ、これらを使ってなんちゃって中華料理作りにいそしむ日々です。

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鱼香茄子と炒饭。

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茹でエビを冷凍でもらったので、酒と醤油で炊き込みご飯。確かここでの初自炊ご飯。

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猪肉汤面。もらいものの茶叶蛋を乗せて。イノシシと書いて豚肉です。茶叶蛋は茶葉で色と風味をつけた煮玉子です。めちゃうまです。

ここのコンロの火力が半端なく強いのと、北京鍋風の丸底フライパンを手に入れたのがあいまって、日本にいたときより数段パラパラの美味しい炒飯が作れるようになりました。
目下の悩みは、米が不味いためについ炒飯にしてしまうため、このままだと太りそうだということです。今、美味しい白ご飯に向けて研究を重ねているので、また結果をここで発表できればと思います。
ちなみに朝はよくお粥にして食べるんですが、それだと普通に食べるよりは美味しいです。
単独でぱくぱく食べられる日本のツヤツヤお米はすごいんだなーと、思わずにはいられません…。

次回も何か食べ物について書きます!