つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

いざ星巴克咖啡へ、つまりスタバへ

中国の人が買うものを買い、中国の人が食べるものを食べていれば、そこそこの出費で十分生活ができるということを、今までのいくつかの記事で書きました。

が、そうは言ってもたまには生クリームが食べたい!冷たくて尚且つお腹がごろごろしない飲み物が飲みたい!

というわけで、今月に入って二度ほど、ついにスタバでフラペチーノをしばいてしまいました。

上記の補足にもなりますが、中国の普通のスーパーには西洋の食材はまず売っていないかとても高く、生クリームはもちろん、コーヒー豆もバターもマヨネーズも買えません。スーパーで珈琲というと、容器入りの甘い飲料か、ネスカフェの粉末です。そしてやはり高い!インスタントのくせにー!

また、中国にはもともと冷たい物を飲食する習慣がありません。上海でビールを頼んだら「温めるか?」と聞かれたのは衝撃でしたし、その後で「ベリークールだよ!」と出された瓶が常温だったことも…良い思い出です。
東洋医学の影響だと思っていたのですが、そもそも衛生対策なのでしょう。私はこちらで安い飲み物を買って飲んだ結果、身をもってその結論に至りました(ノД`)

中高年はともかく、若者の間では1杯5~15元程度のテイクアウトのドリンク店は人気がありますし、今くらいの時期になると、スーパーでも常温のものの他に、クーラーに入った飲料が用意されています。私はドリンク店のフルーツジュースや、500ml入りが3元未満程度の安価な国産ペットボトル飲料がちょっと合わなかったので、ペットボトルを買うときは、少し高くても果汁が多めだったり、甘味料が少なそうなものを選んでます。


中国にスタバはたくさんあります。上海には東京並みの密度で店舗が並んでますし、南通のような郊外の小都市ではショッピングモールに入ってることが多い点など、展開の仕方は日本と同じですね。

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去年10月に撮影した、上海のスターバックス
テラス席は人気です。

行ったのはそれぞれ違う店舗に一度ずつの計二回ですが、二度とも初夏限定フラペチーノにしました。フラペチーノは星冰乐xing1bing1le4、なんとなくキラキラした字面です。冰という字はもとは氷の意味ですが、冷たいもの(ドリンクなど)やその状態を指すこともあります。

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ストロベリーパンナコッタフラペチーノ。

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抹茶ジャバチップフラペチーノと、ティラミスフラペチーノ。(飲みかけできたなくてスミマセン)

この三つが、今年の初夏限定フレーバーのようです。日本のはヨーグルト風味の何かと言ってた気がしますが、同じものではないのかな?

価格ですが、グランデサイズで37元、トールサイズで34元。日本よりも3割増くらいの価格設定です。ちなみにグランデは「大杯da4bei1」、トールは「中杯zhong1bei1」です。
私の学食が一週間で40元くらいということを考えると、なかなかの贅沢品だと言えるでしょう。

中国式のツンデレ(のデレ抜き)な接客が苦手な外国人には、英語も通じるスタバは多少高くてもオアシスのような存在だと、他の方が書かれたもので以前読みましたが、それも納得です。こちらがネイティブでないと見るや、すぐ英語に切り替えてくれますし、そのまま笑顔でフードも勧めてくるあたりは中々徹底してます。
私としては中国語を使うために来ているので、一旦非ネイティブと分かった以上はこちらがどんなに中国語(らしきもの)を話しても一貫して英語を使うスタッフさんよりも、「日本人ですか?」と見破りつつも私が「下りない」限り、中国語でずっと会話してくれたスタッフさんの方が、自分にとっては良いサービスでした(彼女はそのあと、私の連れには英語で話しかけていたので、もちろん英語も出来る方)。とは言え、自分だったら、つい前者の対応をしそうで、外国語学習者のアウトプット欲を抑えるのは酷だよなあ…と、考えさせられたのでした。

中国のスタバは他にも色々と面白いので、またたまに出かけて、スタバネタで更新しようと思います!