つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

テクテク天津旅行記(4)



からの続きです。

五大道の美観地区は次の日じっくり見るつもりだったので下見としてざっと歩いて、バスに乗って賑やかな観光地区へ移動しました。天津のバス、南通のよりもかなり運転が乱暴です…京都市バス並みです。

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天津観光の中心地の一つ、古文化街です。

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土産物屋が軒を連ね、伝統菓子の屋台が並びます。
歩行者の密度もまあまあ高くて、友人には外部からの人ばかりだから貴重品など気をつけるようにと言われました。

伝統工芸品である、泥人形という博多人形のような焼き物の人形や、絵や刺繍のタペストリー、食品のお土産もたくさんありましたが、ここでは買わず、屋台のいろいろな伝統菓子を楽しみました。


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熟梨糕。固めの蒸しパンみたいな米の土台に、好みのジャムを乗せてくれます。写真のように、複数個を薄い煎餅に載せて供するものらしい。煎餅はもちろん無味です。

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写真左の蒸し器で土台の部分を作っています。いくつも重なっている木製の型の中に生地が詰まっていて、鍋から噴き出る蒸気で蒸しているらしい。蒸し器の右側にずらりと並ぶ果物のジャムを選んでつけてもらいます。

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茶汤。葛湯みたいな食感のほの甘い、食べ物と飲み物の中間みたいな食品。
上に載っているドライフルーツやゴマがいいアクセントで、美味しいです。

これは作り方が面白くて、まずドデカいやかんがでんと置いてあり、
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注文が入るたびに、そのヤカンを豪快に傾けて中の熱湯を注ぎ、一人前ずつ作っています。

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これは買いませんでしたが、精巧な飴細工売りも数店ありました。この写真中央のはハロー○ティですが…。飴屋さんの周りにはいつも人だかりがすごかったです。

夕食は、古文化街から少し歩いて適当に見つけた火鍋屋さんへ。
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ハルビンビール。

火鍋は割とどこでも食べられるんですが、私はこの時初めて食べました。辛いの大好きと公言している甲斐あって、色々食べに連れ出してもらえているんですが、これは今まで機会がなかったんですよね。
とりあえず羊肉をめちゃくちゃたくさん食べたのと、最終的に全部辛かったのが印象的でした。が、火鍋レポはまたいつかの機会に譲るとします。これからがシーズンですしね!

帰りは地下鉄を使いました。
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切符です。改札を入るときはぴっとかざして、出るときは貯金箱みたいに改札口にちゃりんと入れます。プラスチックなのでちゃりんとは言いませんが。

いよいよ次の日は日中を完全に一人の自由行動で過ごす日ということで、友人からは、朝は今日と同じところで食べてね、アレも見つけて食べてね、静かで安全だから五大道にいてね、古文化街へは行かないでね、などなどの注意があり、私はこの日の夜、必死で百度地図のストリートビュー(的機能)で朝食の場所をなんとか確認したのち、眠りについたのでした。

続きます。