つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

JLPT(日语能力测试) について

先週日曜日に、日本語が母語でない人向けの資格試験、JPLT (the Japanese-language Proficiency Test ) こと、日语能力测试こと、日本語能力試験が実施されました。

夫が現在外国語学校で中国人の学生に日本語を教えていたり、私自身にも日本語の勉強を頑張っている友人や知人がいたりで、試験に向けての彼らの勉強ぶりをちらちらと見ていたので、今回は語学ブログらしくこのあたりについて書きます。

日本語能力試験とは

試験は世界中で受けられますが、ほとんどの地域で年に二回、7月と12月に実施されます。次は12月ですね。

ちなみに紛らわしい他の資格試験としては、
日本語検定(日本語話者の日本語理解度を測るための検定試験)
日本語教育能力検定試験日本語教師に必要な知識等を問う試験)
などがあります。
大型書店で働いていたころ、それぞれ対象者が違うので案内に気をつけるように言われたり、願書配布時期に混乱してたりしたのを思い出します…。今思えば、全部同じフロアに置いてそっちで対応しろですよね、なんてね☆

日本語能力試験に話を戻しますと、今は一級から五級があるようですが、やはり持っていて箔がつくのは一級、二級のようで、今回私の周りでは二級受験者が多かったです。
それぞれ必要な勉強量は、一級で900~1200時間、二級で600~800時間程度とのことで、貿易会社や日系企業の求人を見ていると、これらが応募条件に挙がっていることがよくあります。

一級を取ってからが本当のスタート

ただし、日本の資格ホルダーと同様に、一級を持っていても会話がぜんぜん出来ない…ということもままあるそうで、これは試験内容が読解、語彙や文法、文化理解、リスニングなどに留まっているからで、今後スピーキングや作文も取り入れていくかどうか、の動きもあるとのこと。

私の友人を見ると、二級に後一歩及ばずという結果でも、その後日系企業で働いて毎日日本語を使ううちに自然な発音で十分ネイティブと遜色ない会話ができるようになった子もいるにはいますが、やはり日本語がよく出来る人は一級ホルダーであることが多く、そして彼らはみな一級を取ってからもずっと努力を重ねています。

先に触れた試験の内訳の話にもなりますが、級が上がるにつれ、読解パートの難度が挙がっていき、語彙数もその内容に沿って増えていくために、一級に合格しても、日常生活で使う口語的な単語に穴があったりという事もよくあります。また、就職に有利だからと取得して首尾よく日系企業に入れても、例えばそれが繊維やアパレル関係の会社だったら、今まで習ってもいない膨大なファッション用語を新たに覚えなければならなかったり…。一級取得はスタートラインというやつですね。

おわりに

ここまで偉そうなことをだらだら書きましたが、私自身はイタリア語検定も4級止まりだし、TOEICも未だに700越えられないし、中国語に至っては何の資格も持たない半端者でございます。
ということで、本当は今年私が受けたい中国語の資格についても併せて書きたかったのですが、ちょっと長くなりましたので、それは次回にしたいと思います。
環境上の問題で、色々リンクが貼れずに不便なエントリになりましたが、興味がある部分がありましたらどうぞググったりウィキったりしてみてください。

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画像が何もないので、乳酸菌飲料にあしらわれたドラ様。
い、一応(c)Fujiko pro って書いてあったから…(ふるえごえ)

ではまた。