つのへび日記

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相原茂『亜鈴式で鍛える中国語コロケーション999』をとりあえず終えました。

相原茂『亜鈴式で鍛える中国語コロケーション999』感想 - つのへび日記

なんとか8月中には6回(3往復)やり終えることができました。
最初から順に読むときに日本語→中国語、最後まで行ったら逆から読んで中国語→日本語、これで1往復として、本についているチェック欄が3つずつだったのでとりあえず3往復を「あがり」としました。
ちなみにこの方式で行くと、復路の時には末尾の問題が、二回目以降の往路では冒頭の問題が短期記憶に残りやすく実際の定着度に差が出そうだったので、N回目をやり終えたその日のうちにN+1回目は始めない(必ず日をまたぐ)、というのをマイルールとしました。

早いときには2日で一本出来ましたが、ずっとそのペースというわけにも行かず、それでも穴を空けないように毎日最低一ページはやるようにして…と、結局二週間半(18日間)かかりました。

やはり日本語→中国語の方が難しく、三回目を終えた時点で、正解率は約82%。中国語→日本語は、全999語のうち出来なかったのが11語でした。

いまは、それらの不正解問題のみの番号を抜き出して、一日置きにテストしてつぶしています。
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現時点で、のこり32語!

ここに残ってるのはどれも、声調の組み合わせや語彙ミスなどのパターンが毎回同じになりつつあるので、そろそろ手帳に抜き書きして集中的に覚えようかなと思ってます。

今回の学習をやっている時は、ほぼ毎日ネイティブの友達と交流していたので、平行して実際に使ってみたりもしていました。
うろ覚えでも使ってみて通じると定着しますし、うろ覚えゆえに声調など間違えたら、即座に直してもらえるのでやはり次回から間違えなくなります。

話はそれますが、外国語をやる人の中には、ネイティブから訂正されると「せっかくこっちが貴様の言葉を使ってやっているのに」みたいに怒り出す人がいますが、そういう態度でいるとミスをしてもスルーされてしまい、ますます増長してトンチンカンな使い方を続け…と、裸の王様状態になってしまうのでよろしくないです。ミスを訂正してもらいやすい雰囲気を互いに作ることがlanguage exchange にはとても重要だと思います。短気は損気とはよく言ったものです。

それから、こういうコロケーションを実際に使ってみると、「じゃあこれは何て言うか知ってる?」と、他の語も教えてもらえたりして大変お得でした。こちらからも、「お茶を淹れるは泡茶だよね、コーヒーを淹れる時も泡咖啡でいいの?」とか、「ご飯をつぐって言いたいときは、お茶をつぐと同じでいいの?」とか、コロケーションへの意識を向けている分、日常生活での疑問も口に出しやすかったです。やっぱりまだまだ分からないことが多すぎてともすればとっちらかってしまうのですが、最近はコロケーションという枠での疑問に焦点を当てているので、却って効率的に習得できている気がします。

ちなみに上記文中の疑問ですが、コーヒーも「泡pao4」で淹れる、お茶をつぐは「倒dao4 茶cha2」ですがご飯をつぐは「盛cheng2 饭fan4」ということでした。
それから、本書に載っていないものでこちらで教えてもらったコロケーションもいくつか挙げてみます。

逃课tao2 ke4 授業をサボる
拖课tuo1 ke4 授業が延びる
泡妞pao4 niu2 異性を口説く
炒股chao3 gu3 株をやる

泡はお茶やコーヒーや、カップ麺など「時間をかけて(浸して)出来上がりを待つ」様子を表す動詞ということで、男女の仲にも比喩的に使われるようです。
株のことは股票というので、上記のコロケーションはチケットの意の「票」を略した形になります。様子を見ながら転がすのを「炒める」で表現するのはさすが料理の国だと思いました。

最終的に、今残っているミスを完全につぶしたら、日本語→中国語の順で音声が流れる付属CDを使って、パッと口から出せるように訓練したいと思います。

中国は9月から新学期ですが、今年は抗日戦争勝利70周年のメモリアルイヤーということで、明日から3日間が国民の休日になるため、まだ学校も始まっていません。
私はというと、この連休に乗じて今日の夕方から旅行に行ってきます!この南通で生活している限りは、反日感情を肌で感じることは今のところ皆無なのですが、今回は江蘇省を出るし、こういうシーズンなので、またちょっと違ったりもするのでしょうか。怖いようで、ちょっと楽しみだったりします。とりあえず、貴重品と交通に気をつけて、行ってきます!