短歌の目第10月12月お題と作品一覧です - はてな題詠「短歌の目」
1. ファー
あの子なら明日の二時にフェイクファー巻いて秘密を増やしに行くよ
2. 密
ガラス張りの密閉されたジャーの中で馴れていくような懶惰がいいの
3. LED
十二月LEDの寒き灯に集く我らの畢生の恋
4. グレーゾーン
「君の中のグレーゾーンを覗きたいんです」「もしかして:絶対領域」
5. くま
訃報聞き書棚を探す浅きにもちくま文庫の背表紙は優し
6. 石
石室の詩人の施氏と水兵のリーベが遊ぶ夢を見ていた
7. イエス
たちまちにイエスと言えば負けてしまう問いもあるから、あと20分
8. 鐘
ソラシレドドミレと歌う波ありて手振り鐘持つグローブの白
9. 氷
仰臥して氷砂糖のそっけない甘さに寄り添われながら眠る
10.【枕詞】降る雪の
降る雪の消えつつもなお放ちゆく熱さを知るはphysicistのみ
ここ2~3日、自宅のwifiではてなに接続しにくくなってしまったので、今回はカフェのwifiから投稿してみました。月一回くらいこういうことが起こるんですよねー…。
短歌の目は今回をもってお休みだそうですが、久しぶりに短歌を読む機会を得て、他の方の作品も鑑賞して、面白かったです。ありがとうございました。今後もぼちぼち、作ってみようかなと思っています。