去年帰国した際、たくさんソックヤーン(アクリルが25%ほど入った、高い強度ゆえ靴下に向いている糸)を買いこんだので、この冬は靴下ばかり、といっても通算4足ほどですが、編んで過ごしました。
最初に編んだ一足目(自分用)で生じた教訓を生かしつつ、今中国で何かとお世話になっている友人の両親へ、こちらを。
そして、日本で自分の家と猫を世話してくれている妹へ、こちらを。
基本的な靴下の編み方は、こちらを参考にしました。
靴下編みバーチャルツアー knit, knitter, knittest/ウェブリブログ
こういうシステマチックなものを求めていたんですよ!
詳しくは上記リンクを読んでいただきたいのですが、靴下は一見複雑ですがおおむねこのようにパーツ分けできます。
- すね部分(上から下へ、筒状に編む)
- アキレス腱部分(筒状の半分を編み伸ばす)
- かかと部分(引き返し編みで丸みを作る)
- 足首部分(アキレス腱部分の高さを減らしていく)
- 足の甲部分(つま先に向かって筒状に編む)
- つま先部分(目を減らして止める)
今回はサイズの違う複数の靴下を編みたかったので、これらの項目をエクセルの列に入れて、各人用の目の数を入れて管理しました。
ちなみに、上のペア靴下はこのルールに沿っていますが、妹の靴下はすね部分のフクロウ模様を下から上に編み、すねの上部に当たる部分で伏せ止めたあとで、フクロウの下部から目を拾って、以降の工程を編みました。そうです、このフクロウです。一度あの手袋を編んだら可愛くて楽しくて、はまってしまいました。
自分用の靴下は就寝用にヘビーユーズするうちに毛玉だらけのよれよれになってしまったので、画像のアップは差し控えますが、素直にゲージ通りのサイズ感で編むとけっこう大きくなってしまうのが分かったので、上記の3足はけっこうフィット感を重視して作っています。
すねから足の甲(表)にかけてリブ編みベースのケーブル模様を入れているのもそうですし、あと、画像からは見えませんが、つちふまず部分に一目ゴム編みを入れています。それから、自分の靴下では凝って左右のつま先の形を変えましたが、これはやめましょう。履くときの確認がめんどくさすぎる。
使用糸はこちらのシリーズ。
今は半端な量のソックヤーンがぽろぽろ余っているので、何に使おうかちょっと悩んでいます。アクリル混の毛糸は普段あまり使わないので、どうしようかな。
日本にいる私の友人が、私のブログを見て編み物を久しぶりにやりたくなったと言ってくれて、うれしくなりました。彼女も靴下を編もうと言っていました。どんな靴下を編んだのかな。
上記リンクのやり方は海外のニットパターンでよくある手順で、私が最初に見たのは三國万里子さんの本でした。嶋田俊之さんのには、いくつかパターンの違うやり方が載っていたような。
それから最近、こんな本が出たと知って、ちょっと気になっています。かかとを編まずにフィットするという、不思議な靴下。
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