つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

なんと帰国することになりました。

ここのところ、というか3月くらいからコツコツやっていたビザの更新のための諸々作業に追われ、そのために一時帰国までしていたというのに、急転直下、就労ビザの準備をしていた会社(外国語学校)の内部のごたごたに巻き込まれる形で、この会社からはビザが発給できないという事態になってしまいました。oh…

もう少しだけ具体的に言うと、いくつかの語学部門を運営するその語学学校から日本語部だけが独立することになったのですが、中国の法律では、新しい会社は創立後一年間はビザを発給できないそうです。でないと、ペーパーカンパニーを利用したビザの発給乱発が横行するから…なのかな? この国だと時節柄アウトなワードですね、ペーパーカンパニー…。

夫の就職先の学校ですが、私は夏ごろからちょいちょい遊びに行っていて仲のいい先生も何人かいたので、そのうちの一人から3月ごろにざっくりそのあたりの事情の勃発から経過を聞いていたのですが、まだ事態もそこまで進んでおらず、「ともあれ私の夫のビザを最優先で」ということでまとまっていたので、あまり心配はしていなかったんですけどね。まさかこんなことになるなんて。

先方からは他の手段でのビザ取得(例えばM(訪問商用貿易、なぜか代行業者を使って取れるらしいです。4/25訂正しました)ビザとか、彼らの知人の会社を通じてとか)をいくつか提案されましたが、それらはかなり黒に近いグレーな手段であり(いや、はっきり黒かも)、実態に合わないビザを持っているのがばれたら最悪二度と入国できないという場合もあるので、丁重にお断りしました。

かくして、帰国やむをえず、と決まったのはおとといで、ショックで昨日はマイクロソフトのゲームばかりやって過ごしました。部屋の片づけしなきゃいけないのに。ジグソー楽しい。

これからどうしようかなあ。国内外の何人かからは、再び中国へ戻ることを熱く、熱く期待されている現状なのですが、実際退職後のキャリアとしてならともかく、働き盛りの男女が稼ぐお金としてはこちらでの給与は(日本円で考えると)かなり心もとない、とは思い始めていた矢先でした。じゃ、心もとなくないだけのお金を稼ぐことが、日本でだったらできるのか? うーん。…有料note? 私が趣味半分で作った日本語会話の教案とか、売れるのかな。45回分で初級文法が全部入っていて、基本的に先生と生徒1対1の会話文なんですが、途中で飽きて、生徒が先生を探すけど見つからないまま終わるというメタっぽい話で1課書いたり、最後は落語『芝浜』のあらすじで使役・受身・使役受身を総復習するというシロモノなんですけど、売れるかな。ちなみにメタっぽい方は、同じく落語の『らくだ』からヒントを得ました。
本当を言えば、翻訳でちまちま食べていきたいですが、夫の仕事が見つかったりしてもしまた中国へ行くのなら、(2016年4月現在)グーグルやグーグル社のサービスを使えないためにフリーの仕事をしにくくなるし。どうしよう。

というわけで、先のことは全然分かりませんが、とりあえず来週帰国します。しばらくは、熊本の家の片づけをします。励ましてください。