つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

tsumiki証券でNISA口座を開設してから、楽天証券でつみたてNISAを始めるまでの顛末

(最終更新日:2022/8/28)

2021年に入って色々お金関係のことを見直し始め、その一環でつみたてNISAを始めました。
どなたかの参考になるかもしれないと思ったので、開設申し込みから初回注文までの紆余曲折を書きとめておきます。
証券会社の変更を考えている方にも参考になるかと思います。

目次の※部分が、証券会社変更のプロセスにあたります。
スムーズに迷いなく申し込むだけの方には必要ありませんので、読み飛ばして大丈夫です。
逆に「証券会社を変更したい」という方は※部分をどうぞ。
ただし、一度でもNISA口座を使った方はその年いっぱいはこの変更手続きができませんので、ご注意ください。

事前に用意したもの:マイナンバーカード

(あれば初回申込時の手間が省ける)

1月下旬:tsumiki証券に口座開設申し込み。

tsumiki証券でNISA口座を開設しようと思った理由は以下。

  • メインで使っているクレカ会社の系列であり、クレカのポイントで投資も出来る。(※ただしつみたてNISAは不可、特定口座のみ)
  • 取扱い銘柄が少ないが、その中の1つに買いたいものがある。
  • 投資初心者なので、最初から絞り込んである方がむしろ楽だと思った(のちに再考、後述)

ちなみに買いたいと思った商品は「ひふみプラス」でした。

口座開設の申し込みは専用のWebページで。
この時マイナンバーカードの登録をします。
申し込み後、折り返しのメールが来て今後の流れを把握。


1月末:特定口座開設完了(メールで通知受け取り、その後郵便物受け取り)。

申し込みから特定口座の開設までは4日ほどしかかかりませんでした。
届いた郵便物には口座番号等、ログインに必要な情報が記載されているのでそこからアプリの設定等をします。

ただ、この時点ではまだつみたてNISA口座は開設されておらず、注文ができるまではさらに2週間ほどを要します。
これは、NISA口座は一人にひとつの口座しか持てないため、他社での口座がないかどうか税務署の審査が入るためです。

※2月中旬:NISA口座開設完了後、証券会社を変更(口座廃止&2度目の申込手続き)※

手続き完了メールを受け取り、さっそく注文!と思ったのですが、ここでためらいが。
なぜなら、一度つみたてNISA口座を利用すると、その年いっぱいは別会社へのNISA口座の移行ができないのです。
今はあまり詳しくないからとりあえずこれで、って金融商品を選んでも、このあと詳しくなって他社の取り扱い商品をほしくなるかもしれない。
それでいいのかな?という躊躇でした。

投資の先輩(同僚)へ相談し、自分でもそうだなと思ったtsumiki証券のデメリットは下記。

  • 選択肢が少なすぎる上に、信託報酬がどれも高いのが気になる。景気が悪い時にも常にかかる費用だから重視するべき。
  • アクティブファンドしか選択肢がないのはどうかと思う。インデックスファンドの取扱いが多い会社で選び直した方がいい。
  • クレカ紐付けで利便性が多少あるといっても、積み立て額そのものにはポイントは付かない。

「たくさんある選択肢の中から総合的に見て『これがほしい』となるならまだしも、そもそもの選択肢が少ない中で一つ選ぶならこれ、という動機なら買わない方がいい。
というか、あなたは自分で選ぶ力があるから選択肢の多いところで見た方がいい」
というようなことを先輩からは言われました。

確かに私、一応FP2級持ってるのでした。
もう少し自分の金融リテラシーを信じてもいいのかも…と思い直しました。

その日のうちに、楽天証券に資料請求と、あわせて提携クレジットカードを申込みました。
(この時もマイナンバーカードをWebで登録します)

楽天証券を選んだ理由は下記。

それまでは何となくクレカの枚数を増やすのに抵抗があったけど、「何となく」を上回るはっきりしたメリットがあると自分で納得できたため、新たに作りました。
ポイントの還元率も高いですしね。
それまでは楽天IDすら持ってなかったのですが、これを書いている今は私も楽天経済圏にどっぷり使ってます。笑
(ちなみに、楽天銀行の口座を開設するとさらにポイントが加算されたのですが、
別のネット銀行を開設したばかりだったのでそれは一旦見送りました)

前述の通り、NISA口座は一人ひとつしか持てないので、tsumiki証券の口座を廃止する必要があります。
WebサイトのFAQから必要書類をダウンロードして記入、郵送。

しばらくするとtsumiki証券から「勘定廃止通知書」が送られてきます。
アプリのステータスを見ると「NISA口座未開設」となっていて、tsumiki証券でのNISA口座がなくなったのを確認しました。
(これはタイムラグが少しあったかも。うろ覚えです)

楽天証券から「つみたてNISAスターターキット」が届くので、必要書類を記入してtsumiki証券の「勘定廃止通知書」を同封し、返送。
ここで重要なポイントは、「勘定廃止通知書」は口座を閉じる証券会社からもらい、新しく開設する証券会社へ送るということです。

3月中旬:口座開設申込み受付メール受領、NISA口座開設完了、初回注文

書類を送ってから2~3週間で受付メールを受け取り、それからさらに一週間後にNISA口座開設完了のメール通知が来ました。
待つ間に楽天証券のWebサイトで目星を付けていた銘柄を選び、積み立て設定。
この時点で、楽天カードの作成・受領は済んでいたので、引き落としの紐づけをするための情報を登録。*1

ようやくつみたてNISAの注文が出来ました!長かった…。
積立額は先取り貯蓄代わりにしっかり、と思い、上限額の33,333円にしました。
少し多いですが、無駄な見栄を張らずにきちんと暮らせば無理な額ではないです。

初手から楽天証券を選んでおけばもっと早くから開始できており、積み立て効果もより高まったのですが…。
でも、ちゃんと引き返す勇気を持てたのと、詳しい人の意見を仰げたのは我ながら偉かったと思います!
(ちなみに最終的に選んだ上記銘柄(SBIの雪だるま(全世界株式))を前述の先輩に話したところ、
「それを選んだ時点で勝ちが決まったようなもの」とお墨付きをもらえました。)

ちなみに、tsumiki証券も完全に口座を閉じたわけではなく、
「ひふみプラス」のキャッシュバック付きキャンペーン時に購入開始し、少額ですが特定口座で積み立てを続けています。

長く保有するほど年一回のボーナスポイントの還元率も高くなるようですが、一定額まで目指すか、持ち続けるかは今のところ未定です。
つみたてNISAの方も、今のところ特にいつまで/いくらまでというのは考えていません。

いつでも好きなときに解約できるのがNISAのメリットであり、iDeCoとの大きな違いなのですが、
積立額がまとまった額になり具体的に使途が決まらないかぎりは、上限の20年まで解約せずにずっと積み立てたいなと思ってます。

以上!

※2022/8/28 タイトルと内容の一部を変更し、楽天証券への入金方法について注釈を加えました。

*1:ポイント還元率の変更にともない、2022年6月からは楽天キャッシュへのオートチャージ&支払い変更をおこないました! これから楽天証券でNISA口座を開設される方は、楽天キャッシュの登録をおすすめします。2022/8/28追記