つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

(今さら)パーソナルカラーとか骨格とか

Prime readingに入ってたので読んでみました。

骨格タイプやパーソナルカラーについてはご存じの方もおおぜいいらっしゃるかとは思いますが、ひとことで言うと骨格を3タイプ、肌色を4タイプに分類してそれぞれ似合う服のスタイルや色を提案する、という概念でして(身長が考慮されていないのが新鮮で画期的)、昨今ではかなり市民権を得ている印象(コスメのコピーなんかで「ブルベ/イエベさんにおすすめ!」みたいなコピーもよく見かける)。
これによると、私は骨格ナチュラル、イエベ秋でした。

正直最初は全然好きじゃないスタイルを提案されたのもあって「着たい服くらい好きに着させろや」とか、「基本的に私最高〜かわいい〜!ってアガりやすい自分には不要だったのでは」とか思っていたけど、読み進むうちにそうではなくて、私最高~!ってアガるいつもの自分の服選びにも一定の法則性があって、それが骨格タイプやカラーのアドバイスと矛盾していないことに気づきました。

具体的には、なぜえりぐりの大きく開いたトップスよりかっちり詰まった襟つきやタートルネックを好むのか、なぜ黒よりネイビーを選びがちなのか、なぜ青みピンクのリップが似合わなくてオレンジ系赤リップだとしっくりくるのか、どうして膝上スカートだと濃色タイツをはきたくなるのか、身長を言うと「以外と背低いね!もっと高く見える」と言われがちな理由、などなど、どれもこれも「骨格ナチュラル/イエベ秋だから」で合点が行くように思えたのです。

それと同時に思ったのは、これは着たい服をあきらめさせて型にはめるためのものではなくて、着たい服を着るためにはこういうポイントを押さえると自分に合ったスタイルになるよ!というヒントを与えてくれるものであり、むしろ選択肢を広げてくれるものなんだろうな、ということ。

例えば骨格ナチュラルの私なら、本来であれば身体のラインが出ないゆったりしたリラックススタイルが良いそうなのですが、残念ながらそれは私の好みではなく、好きなのは比較的身体にぴったりしたトラッドな服。
なのでおすすめスタイルそのままは踏襲せず、これは似合わないよ、やるならこうしたらいいよ、というポイントを押さえていきます。七分袖より半袖か長袖、ひざ丈スカートよりミモレ丈、同じベージュでも濃いめ、ピンクならサーモンピンク、など。
あるいは自分がしたいスタイルに合わせて身体を作っていくのもありかもしれません。(骨格ウェーブが似合うボトムスをはくためにはボディラインにメリハリが必要→ウエストを絞ってお尻を鍛えるなど)
また、骨格的に合わないデザインでも合う色を選んで傷を浅くする(全く似合わないとはならない)ということも可能そうです。

いつも同じ色味、同系統のデザインを選びがちな自分にはこういうのも合うんだな!という発見もあって良かったです。高まる冒険心。
夏も終わって秋冬物の準備にとりかかるこの時期、なにも指標がないなかで無数にある選択肢から服を選ぶのもなかなか大変な作業ですが、今年は(いまさらながら)これをヒントにお気に入りを見つけていけたらいいなと思います。