つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

Wordle攻略法

www.powerlanguage.co.uk

ここ数日考えていて、ある程度結論が出たのでメモ。とはいってもあまり新鮮味はない、まあそうだろうなという正攻法です。絶対毎回3手で上がれるみたいな派手な結果は保証できないけど、どんなについてなくても5手目くらいまでには上がれるんじゃないかという気がする。

 

まずは英単語のアルファベットのうち、使用頻度が高いものを抜き出す。検索すると有用なサイトはすぐに出るのだけど、その前に自分なりに予想を立ててみる。

 

まず母音a,e,i,o,uと、母音に準ずる役割をする流音l, rは頻度が高そうだ。反対に、ラテン文字の初期になかった(外来語を表すために用いられ始めた)文字は、英語でも出現頻度が低いのではないか。たとえばW(ダブルユー=2つのU)とか、J(イタリア語でイッルンゴ=i lungo 長いi)みたいに、文字の名前それ自体が副次的で、明らかに後発です、と言っているようなタイプ。

ideal-user-interface.hatenablog.com

私が参考にしたこちらの記事によると、果たして上位10文字はだいたいこのあたりだった。

a, d, e, h, i, n, o, r, s, t

この10文字をそれぞれ1度だけずつ使いながら、5文字のことばを2語考える。この作業自体がゲーム的で大変楽しい。(「私の考えたさいきょうのデッキ」をここに書いてしまってもいいけど、それだとつまらないので各々楽しみましょう)

 

そしてそのようにして呻吟しながら考えた2語を、wordleの最初の2手に使う。

すると不思議、10マス中3つか4つは色が付いているではないですか!運が良ければ、そのうち半分くらいは緑色かもしれない。

3手目からは一気に答えを狙うもよし、ここまででも微妙なら、もう一度未使用の文字多めで探って4手目以降で決めに行ってもよし。私はこの方法を採用して3回くらい解いたが、いずれも2手目まででヒントは十分集まった(たまたまかもしれない)。

 

ボードゲームなどの用語で、最善手を指し続けた場合の勝敗パターン(先手/後手必勝など)が解析されつくしたものを指して「寿命の尽きたゲーム」ということがあるらしい。Wordleももっと英語のスペリングの法則などをつきつめて考えると「必ず負けない」程度の定石はつくれるんじゃないかと思うし、実際上記のやり方でも十分「ほぼ負けない」くらいにはなれる。色んな意味で短命なゲームかもしれないが、なんだかんだで飽きるまでは、もうしばらく他人にとっちゃどうでもいいWordleのスコアを毎朝Twitterにシェアしつづけるのだろう。