つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

HSK(汉语水平考试)まで残り一ヶ月、今やっていること

来たる12月6日にHSKという中国語の試験を受けます。

中国語の能力を測る試験というと、主にこのHSKか、中国語検定の名前が挙がります。

現在のHSKは1級から6級まであり、6級が最高レベルです。

 

留学したばかりのころは、せっかく一年も勉強できるのだから、どうせなら6級取りたいよね!と安直に考えていました。

というか、ついこの間まで6級を受ける気満々で、先月初めに遊びに行った上海でもしっかり6級の参考書を買ったのですが、いざ解いてみると大変難しく、解説を読んでもなぜその選択肢でなければならないのかが納得いかない、という事態に陥ってしまったので、これは時期尚早だなあと冷静に自分のスキルを見直しまして、今回は5級を受けることにしました。やはり6級となると、ネイティブの感覚が要求される部分も多くて、参考書を見せてみた中国人の友人をして「ヘンタイ!(原文ママ)」と言わしめた細かさであり、私は友人のその言葉を聞いて、素直に「あ、出直そう」と思うことができたのでした。感謝。

 

ということで、5級対策をほぼ独学でやっていますが、これなら総合的な文法書を一冊やった人なら割といけるんじゃないか?というのが素直な感想です。HSKはリスニング、読解に加えて作文(3級から)もあるので、ちょっと敷居が高そうな感じがしますけど、中国語中級者~初中級者の自覚がある方ならば、受けてみて損はないんじゃないかという気がします。

 

中国語検定:中検ならHSK【中国政府公認資格】

 

とりあえず、こちらからレベルチェックの問題(リスニング以外の一部)が解けるので、これで目指すレベルを決めるのもいいかと思います。

私はさっき解いてみたところ、上記リンクの5級の問題で181点、模試問題でも合格圏内の点数は出ているので、このまま数をこなして解き方に慣れつつ、語彙等をカバーして行こうかな、というところです。

 

ということで、現状に至るまでやったことや今やっていることを簡単に書いておきます。

もちろん現時点では合格者でも何でもないただの学習者なので、そのつもりでさらっと見ていただけると嬉しいです。

 

文法 

やさしくくわしい中国語文法の基礎

やさしくくわしい中国語文法の基礎

 

 夏のあいだに、この本を一周しました。初学者の方にもいいと思いますが、音声は付いていないので、発音も一冊で学びたい方には向きません。

リスニング

CD2枚付 口が覚える中国語 スピーキング体得トレーニング

CD2枚付 口が覚える中国語 スピーキング体得トレーニング

 

 この本と同じシリーズで『耳が覚える~』というのがあり、そちらがリスニング強化用と銘打ってあるのですが、私はこちらの方しかしていません。

 

実は中国に来るとき「毎日リスニングが出来る環境なんだから、教材持っていかなくてもいいんじゃない?」と気楽なことを考えて、あまり対策を打っていなかったのです。

これから中国に住む方で、北京以外の都市(特に南方)に行く方は、街中できれいな普通話が始終聞けるわけではないというのを念頭に置いて用意することをおすすめします!

 

ただ、英語でもほかの言語でもなんでもそうですが、自分が口に出せる単語というのは聞き取れるものなのですよね。だから、スピーキングのトレーニングが同時にリスニングにも少なからず効いていると思っています。

 

と言いつつ、この本はまだ半分くらいしかやっていません。文法項目ごとに分かれているので、日本語を見て、中国語を書いて、答え合わせ…というように、ライティング兼短文暗記にも使ったりしています。あ、私の持っている初版はピンインの間違いが結構多いので、注意が必要です。

 

語彙

ちょっとせこいのですが、単語に関してはWeb上で拾ったPDFを使っています。

要は、このレベルで出題される単語が全部わかればいいので、「HSK level5 character」などで検索してヒットしたページから一覧をダウンロードして(ともかくも出る漢字を全部把握、というアプローチは非漢字圏の方がよく取っているようで、英語で検索したほうが見つかりやすいです)、そこから知っている単語を消し込み、知らない単語を調べたり、模試問題を解いて間違えた単語に解説を加えたり…という風にカスタマイズしていっています。

単語帳は中国で買った6級のものを持っているので、これ以上増やしたくなかったというのが本音ですが、これで十分だと感じています。

 

 

作文

作文に関しては、実はまだこれといった対策を取っていません…。そろそろ重点的に練習をして、ネイティブチェックでもお願いしようかなと思っています。

個人的には、これが一番のネックだと感じています。HSKは全体で6割取れさえすれば合格なのですが、一番心配だったリスニングが、いざ模試を解いてみると8割程度取れたので、もう今出来ているところを伸ばしていく方向にしようかな、なんて、守りに入っている部分が今の自分にはあります。リスニングは完璧に聞き取れるというわけでは全くないのですが、キーとなる言葉が分かれば、選択肢からおおよそ絞り込めるつくりになっているので、正答できるというわけです。

 

まとまりなく、だらだら書きましたが、現状こんな感じで勉強しています。

 

追記:合格しました!!

kn.hatenablog.jp