久しぶりにはてなブログのトップページを開き、他の人のブログを読みに行ったり行かなかったり、スターを付けたり付けなかったりしながら購読リストを遡上してゆくと、やがてもう何年も更新のないブログばかりが並ぶページに行きつく。
この方たちはどうしているだろう元気でいるかしら、などと思ったりして、それから、かくいう私も1年半以上何も書かずにいたこれを更新するためにページを開いたことを思い出す。
ブログを書く代わりに(といっても元々そんなに更新頻度が高い方でもなかったが…)私がやっていたのは資格試験の勉強で、2023年1月からが一度目の挑戦、そのときは力及ばず、とちゅう小さな成功体験と自尊心の回復*1を挟んで、2023年11月から二度目の挑戦を始め、半月ほど前にその試験を終えた。
結果発表まではあともう少し待たなければならないが、自己採点によればどうにか今年で受験を終えることができそうだ。
2週間前の今ごろのことを思い出すといまだに心がきゅっとなるが、いまは安堵半分、これからの可処分時間へのわくわく半分、それにマークミスへの不安*2と気まずさが少しずつといったところだ。
気まずさというのは、勉強記録用に作ったインスタグラムのアカウントで交流のある同じ受験生に対するそれである。
去年3科目も基準点未達だった午前の試験で今年は高得点が出せたこと、午後の試験では苦手科目を克服して得点源に出来たこと、救済を待たずとも自力で合格基準点に達せたことなどを、ほんとうは狂喜乱舞をもって最大限に喜びたい。
しかしながら私が受けたのは全体の9割以上が不合格になる試験なので(自慢ではなく、ただの統計の話だと思ってほしい)、おのずとタイムラインに流れてくるのはそのような報告ばかりになる。
何よりも私自身、去年の悔しさがまだ生々しく記憶にあるだけに、あまり浮ついた投稿はしたくない。
そう思って、当初は合格発表の日まで沈黙していようかとも思ったのだが、試験の2か月前くらいまでは毎週マメに勉強の進捗を投稿していた当該アカウントなので、合格発表の日までまったく音沙汰なしというのもだんだん不義理に思えてきた。
結局、少し間を空けてストーリーズに採点結果を報告し、それからもぽつぽつと更新したりしている。まれにダイレクトメールで質問をくれる人などもいて、取り組んだ総学習時間、使った教材、それを選んだ理由やメリットデメリット、試験の時間配分や解答を進める順序など、聞かれたことには何でも答えている。
答えるたびに、ああやっぱり私はこれだけこんなにやったしこれをやってよかった、みたいなことを本当は語りたくてたまらないんだなー、などと自覚してちょっと恥ずかしくなる。
…というような、オチも何もなくとりとめのない自意識、不合格以上合格未満の宙ぶらりんな今現在の状況やそれに対して思うこと、そういうのを字数制限なしにどこかにアウトプットしておきたくて、とても久しぶりにはてなブログをひらいたのだった。
ブログはこういう時にちょうどいいなと思う。
10月初めの合格発表までは、積読の消化や中断している手芸の再開など、いろいろと楽しむつもりだ。
おすすめの本や映像作品がある方はぜひ教えてください。
ちなみに『逃げ上手の若君』は先日一気に最新話まで視聴した。
中世日本特有の命の軽さに、読みたかった本を1冊思い出すなどした。