2017-03-19 短歌の目3月に参加いたします。 短歌 1.草 草わかばきらきら光る那珂川のここは最果て見晴らせば海 2.あま あまたの人あまたの舌を操ってみなとは異国へひらかれたドア 3.ぼたん ふなびとも船みる子らのちちははも心にぼたんからくさの春 4.鳥 百千鳥ゆきかう人の三連休中日はひとしく午刻となりぬ 5.雷 コンテナの積まれて旅を待つさまは雷おこしか田の字に似たり テーマ詠「捨」 ある人は悪い心を海中へ「放て」と言った「捨てろ」ではなく 限りある生とて選ばぬままの書がふと甦る未知の地踏めば