テクテク天津旅行記（２）

前回からの続きです。

実は人生初の寝台車だったりして、始終がたがた揺れているし、盗難は怖いし、空調の肌寒さに着込んだパーカーが妙に暑苦しいしで、こりゃ寝れないなと思っていたものの、どうやら２時から５時くらいまではしっかり眠っていたようです。

５時半頃の車窓。

この頃には多くの人が起きていて、朝食の車内販売も往来していました。お粥や簡単な点心類だったようです。

６時半を少し過ぎて、天津西駅に到着！

列車は北京まで行きますが、かなりの乗客がここで降りていました。

空港みたいに広くて綺麗な駅。

外観もなかなか素敵なんです。

ロケーションもばっちり。ジョギングしてる人もいたりなんかして、あれ？？天津ってもしかしてかなり都会じゃない？と、この時ようやく気付きはじめます…。

ちなみにこの駅舎ができるまで使われていた旧駅舎が隣にあったのですが、対照的にこじんまりしたレトロなレンガ造りで、素敵でした！帰りに写真撮れるしいいかと思っていたら、別の道を通ったためかなわず…。

友人はこの新しい駅が出来るまでは、一旦寝台車で終点の北京へ行き、乗り換えてUターンしていたそうです。便利になってよかった、よかった。

駅には友人の幼なじみが迎えに来てくれていて、車でホテルへ向かいます。この日は朝１０時から北京で軍事パレードがある日で、もうむちゃくちゃいい天気でした。ちなみに工業都市である天津は、北京同様いつもはほとんど曇っているそうです。友人は天津が晴れてる！と嬉しそうに空の写真を取っていました。

二泊お世話になった、天津市第一飯店。か、かっちょいいー！

写真等詳細はまた次回以降に紹介しますが、このホテル周辺は租界時代の金融街だったところで、近代建築群が保存されているエリアの一つなのです。上海でいう外灘のようなところですね。

とりあえずチェックインを滞りなく済ませて、荷物を置いて、まずは朝食へ。

このロビーの向かって右側の入り口がレストランでしたが、当たり障りないホテル朝食って感じで（失礼）しかも高かったので、ホテルから大きい通りを一つ隔てた、地元民の食堂へ行きました。

南通にも、いかにも町の食堂な風情の小さいご飯屋さんはたくさんあるのですが、朝、昼、晩で売っているものが違っていて面白いんですよね。ちなみに私のアパートの近所にある店は、朝と夕方は生煎包（焼き小籠包）を売り、昼間は家常菜（惣菜）を好きに選べるタイプの食堂になっています。いつも夜７時にはしっかり店じまいしていて、ホワイト企業（？）だよね…と、夫と言い合ってます。

話がそれましたが、この天津で結局３日間朝ご飯に利用した食堂も、建物は狭く、半分屋外になった売り場でいくつかの点心を売っており、人がひっきりなしに出入りして…と、ステレオタイプの地元の食堂でした。