今回は、こちらのエントリの続報です。
今月からHSK対策の時間を増やしたので、上限一日一時間と決めて、ペースダウンしてやっていましたが。 やっと完成しました!
最後の一日(今日)は、ボタン制作とボタン付け。さすがに一時間では効きませんでしたが、まあラストスパートくらいは、存分に。
このニットキットはボタンは別売りで好みのものを探してください、でしたので(好意的に解釈すると、ここでオリジナル色を出せてよいのかなと)、一時帰国時に入手する予定でしたが探す時間がなく、南通で探そうかなと思って、手芸関係の小さい店が集まる場所を教えてもらったのですが色々あってまだ行かず、もう自分で毛糸ボタンを作ろう!という結論に至りました。
はじめは、何か芯になるものを作って編みくるもうと思ったんですが、それもないので、毛糸の束を芯にして編む形にしました。日本の家には100均のくるみボタンキットを置いていたので(去年ちょっとやってみた)、せめてそれを持って帰っていたらよかったんですけどね。
試行錯誤の結果、こんな感じで毛糸ボタンを作りました。
針と糸にもよりますが、この作り方で4号かぎ針、並太毛糸なら直径二センチていどのもこっとしたボタンができます。
- 丸いモチーフを作るときの要領で、普通は1~2周のループから始めるところを、二十回ほど巻いたループを作る。
- ループを編みくるむように、細編み24目で一周する(1段目)。
- 立ち上がり無しでもう一周細編みを編む(2段目)。
- 立ち上がり無しで二目一度の細編みを二周編む(3,4段目)。
ちなみに、今回使用した糸はこちらです。
ロングピッチの変わり毛糸なので、気に入らない色を使って芯のループを作りました。許せ、黄土色!
そして、ちょっと大事なことですが、やはりウール毛糸だけでは強度に欠けるしへたってしまったので、③のときに、輪にした麻ひもを編みくるみました。アクリル混の毛糸など、別の素材なら心配ないかもしれませんが、どうでしょうね。純然たる飾りボタンなら気にすることはないと思いますが、今回は実用的なボタンだったので、こうしました。
あと、あと、編み終わりの処理ですが、普通の四つ穴ボタンみたいにバッテンで縫い付けたので、6目でそのまま終わらせてしまいました。適当!
というわけで、縫い付けたのがこちらです。
立ち上がりがないとやっぱり気持ち悪いという方は、鎖1目立ち上がりでやってみてください。私はめんどくさくて省いただけなので…。
初めてニットキットを使うにあたって一番心配していたのは、毛糸が足りなくなった場合の対処法でした。自分で糸を買って編むときは少し多めに買いますし、もし足りなくなった時も、自分でロットの合う糸を買い足せばすむことですが、今回は糸のみの販売もされてないし、メーカーは分かっても(ちなみに京都のavrilです)非売品の糸だと表記があったので、一般に発売されてる糸で合うものがあるかも分からないし、かなり不安でした。
そして実際、ポケット裏二枚+身頃を編み終わる少し前に糸の半分がなくなってしまったので、これ足りるのか!?とちょっと焦って残り目数の計算をしてみたり…。
後半は意識して少しきつめに編んでみたからか、実際には編みあがった時点でも少し余ったくらいだったので、ひと安心でした。 心配性な方&ゆるめに編む癖があるという自覚のある方は、きちんとゲージを取って確認するか、初めから糸をやや引っ張り気味に編むといいかもしれません。
ベビーアルパカの糸はやっぱりすごく暖かくて、今日はこれとマフラーだけで外出してしまったほどです。一昨年編んだマフラーとも、結構相性がいい気がしてうれしいです。
裾が少しすぼまったデザインも、中に一~二枚重ね着もできる袖の太さも気に入っていますが、折り返してまつりつけた前立ての端がふわっと広がっているのがちょっと気になるので、襟ぐりのふちもボタンと同じ毛糸でかがったりしてみようかなーなどと思っているところです。
今年編みたいものはだいたい決まっているので、しばらくは少しずつ日本から持ってきた糸や、去年からの続きの編み物を進めて、余力があったら中国で糸を買って編んでみたいなとも思っています。近所の小さいお店がみっしり並ぶ市場にも、服屋さんの軒先なんかに普通に毛糸玉が売られていたりして、ちょっと気になっているのです。