最近、遅まきながら編み物SNS『Ravelry』に登録してみました。
Ravelry - a knit and crochet community
今のところ日本語版はないのですが、海外のユニークなニットパターンを色々見られて面白いです。これを始めた主目的である、自作ニットのアーカイブ作成はあまりはかどっていませんが…。
編み物のデザインを考えるのは好きなのですが、シンプルなパターンは頭の中に入れたら即手を動かしてアウトプット!だし、少し複雑なものでも要点をメモするだけだったり、手書きで書き起こしてもそのまま散逸することが多いので、そういうのをこういうところでちゃんと記録しておこうかなと思ったんですが……やっぱり煩雑で(ダメ人間)。
紙に編み図を書いてああでもないこうでもないと考えているときや、編んでる最中に比べると、あらためて第三者に見せても恥ずかしくない形で文字や図に起こして残すという作業は、そんなに楽しくないのです。
その代わり、といっては何ですが、今回はそんなraberlyで見つけた、海外のフリーの編み物パターンから、編み図に起こしてみたものをご紹介します。
Ravelry: Owl Mitts pattern by Amanda Jones
このたび初めて知ったのですが、海外のパターンって略語と数字だけを使ってひたすらだーーっと文字だけが書いてあるんですね。たとえば今回の「フクロウの指あき手袋」だと、元サイトのパターンを見ると「n段目:印まで表、裏1、表2、(裏1、表1)×2、表2、裏1……」みたいなのが延々と続いています。なんて無機質な!と思いましたが、考えてみると、これに従ってひたすら編んでいくと次第に素敵なニットに形を成していく!っていうのもまた感動的かもしれませんね。おおげさでしょうか。
私は、棒針編みを、裏編みと表編みの2進法に集約されるという点で極めてデジタルなものだと思っているので、こういう指示書みたいな形式もある意味では理にかなっているかもしれないなと思いました。
が、やっぱり図で見て確認したいという気持ちもあり、何よりこのフクロウ手袋が可愛くて、せっかくフリーのパターンとして公開されているから、編み図に慣れている日本人もみんな気軽に編めるといいよね、と思い、エクセルで図起こししたものをPDF化したの、を画像ファイルにしたのがこちらです。(PDFのアップロードが思ったより面倒だったのでこのようにしました。本当にズボラですみません…)
ご覧のとおり、ケーブル編みなど目が交差するところをエクセルではどう表現していいか分からなかったので補足説明を入れています。模様編み図の説明は左手のみなので、右手を編むときは目数にご注意ください。図を見ながら編み進めていただければ。
あと、オリジナルのパターンだと往復編みしたあとに左右の端をはぎ合わせるように指示がありますが、私が輪針スキーなので勝手ながら輪針用に説明を入れました。だって輪針超楽ですよ!はぎとかとじとか必要最低限で済むし!輪針最高!
ちなみに私が編んでみたのはこんな感じになりました。
使用糸
使用針
ボタンはまだなし。とりあえず手元にある糸で左手だけ編んでみたものの、細い糸なのでこれだと防寒性には劣るかも。しかし愛くるしい~。
Ravelryの作成例に多数あるようなストレートヤーンの単色極太毛糸なら、フクロウの絵柄もはっきり出るし、暖かさも増すと思います。あと、このパターンだと親指部分は単に穴を空けただけなので、13段目で伏せ止めせず休ませて、本体を編み終えたあとで1目ゴム編みで何段か輪に編めば、恰好がつくかなと思います。手袋本体のタテの長さは手の甲ぴったりくらいなので、手首や指の根元までもう少し包みたい方は、上下のゴム編み部分を長めに編むといいですね。
私もこのまま続けて右手も編んで、室内作業用の手袋にしようかなあと、今思いつきました!比較的簡単ですし、すぐ編みあがる大きさなので、ぜひ作ってみてください!
輪針でニット びっくり! 楽しい「輪針」の使い方 (ニットマニアックス)
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私はマフラーのような往復編みのものでも輪針を使って編んでます。端まで編んだら、左右の棒を編み地ごとくるっとひっくり返すのです。棒針二本で編むよりも、目が編み棒から抜けるリスクがぐんと下がるし、乗り物の中などで編んでも場所を取らないので。輪針最高!(二回目)
追記:
このフクロウ模様を他にも応用したくて、靴下にしてみました。
甲側の足首に入れてみたけど、かかと側(アキレス腱上部あたり)でもバックスタイルがかわいい靴下になったかもしれません。