今シーズン、どれだけ編めるでしょうか。
この間記事にしたネックウォーマー(スヌードって言うんですね。どっちでもいいや)を#01としよう。
去年はガンジー編みにはまっていました。
ガンジーセーター (私と夫と、時々祖父。) - つのへび日記
今年はフェアアイルが急速に可愛く思えてきたのです。多色編みは自分には向いていないからと、今まであまりやりませんでした。前にも名前を挙げましたが、三國万里子さん、彼女のことは以前から存じ上げていたのに、いざ本を開いてみると配色にも糸使いにもこだわった独特な編み地の面白さと可愛さにきゅんきゅんしてたまらなくなりました。たしか三~四年前の『暮しの手帖』に編み込みミトンとレッグウォーマーの図案を提供されていて、ミトンは編みましたが、その時の心持ちより断然前向きなんですよね、多色に。気分というか、リズムというか、そういう時期があるんでしょうね。ガンジーセーターで、単色編みはある程度達成感を得たのかも。
というわけで手始めに、作品#02です。
フェアアイル風ニット帽。おばあちゃんの誕生日祝いに。
うっかり模様の継ぎ目の面を写しちゃってますが。。
帽子の形はこの本を参考にしました。
シェットランドのちいさなニット: ~フェアアイル編みの小物づくり~
- 作者: miro press
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2012/10/22
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 227回
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去年のえんじ色のタスマニアンメリノが余っていたので、それを使いたくて配色と模様を決めました。
かわいくできて、おばあちゃんも喜んでいたようで(母談)、よかった。
そして、次の多色編みに取りかかる前に#03です。これも友人への誕生日プレゼント。
はい。アラン模様です。高校生くらいからしばらくはまっていましたが、こういういかにもなのは久しぶりに編んだかも。商業的に作られ、英国本土に上陸するや否や爆発的に流行しただけあって、オーソドックスな、選んで失敗しない柄なんだろうなと改めて思いました。ニットかくあるべし、みたいな。万年筆で言うとパイロットならカスタム、モンブランならマイシュテのように、万人が思い浮かべる形というか。
裏側はこんな感じ。
恥ずかしながら、この度はじめてきちんと三位一体(ベリーステッチ)を編みました。youtubeバンザイ。
Raspberry Stitch or Trinity Stitch - YouTube
イノベーションは一方的に手仕事を駆逐する存在ではないということは、youtubeに無数にアップロードされた編み物動画によってよくわかります。
アメリカが一番多いけどロシアもなかなか多い印象。たまに気付いたら関連動画がキリル文字だらけになったりするし。
アランニット帽、両サイドはこんなかんじ。
細長いダイヤ模様で、前後の柄を二分するような形にしました。
今朝贈ったばかりなので友人の反応はまだ。
極太毛糸の「シェットランド島の羊」(ウール100%)で作りました。
11月はマフラーやスヌード(使ってみた)を作るつもりです。