2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:586ページ
ナイス数:6ナイス英語にあきたら多言語を! ~ポリグロットの真実~の感想
ずっと読んでおかなきゃいけない気がしていた一冊。コサ語よりもすさまじい(発音の)言語がけっこうあるんだというのが一番の驚き(母音が20~31種類あるとか)。興味深い文献や人名も多数。各章の間の2コマ漫画が笑える。ポリグロットは皆ストイックだと思ってたけど、彼のスタイルは無茶せず楽しく、だからこそまずは基礎をしっかり固めるというもの。確かに、道の険しさに酔いしれちゃうと踏破距離を伸ばせないというのはありがち…。見習いたい。
読了日:4月21日 著者:トニーラズロ
ねむり姫の感想
本棚まさぐってて再読。題材のチョイスの妙と言い、フィクションとノンフィクション(蘊蓄)の融け具合といい、澁澤でいっとう好きな小説集はやっぱりこれかも。作者の露出加減がちょうどいいの。『唐草物語』だとちょっとやりすぎなかんじ。全編好きだけど「孤媚記」「夢ちがえ」「画美人」が特に。金魚な女の子が出てくる小説にハズレなしの法則。
読了日:4月19日 著者:澁澤龍彦
もっとにぎやかな外国語の世界 (白水Uブックス)の感想
『はじめての言語学』やいくつかの著書にも共通するテーマに、それらよりももっと柔らかく丁寧に肉付けされているような感じ。もしも外国語に興味のある人に黒田先生の本を一冊すすめるなら、今までならちくまプリマーの『外国語をはじめる前に』かなと思っていたけれど、こちらでもいいなあという気分。何と言っても図版多数で、可愛い文字がこれでもかと揃い踏み。ナーガリー文字もタイ文字も可愛い。まずはとにかく第一章だけでも。きゅんきゅんしたらあとは一気読み!
読了日:4月10日 著者:黒田龍之助
読書メーター
いつも次月中にブログでまとめるために慌てて記録をつけているようなものです。
でもそのおかげで続けられてます。
読了日と簡単な感想は手帳に書いているけど、そのメモだと文章の体を到底なさないので。そこからここへの隔たりを超える作業は、結構大事だと思ってる。
『ねむり姫』は学生時代初めて読んだ本。ゼミの課題のうちの一冊だったような。
文庫で買って読んで好きだったので、それから数年のちに単行本もそろえました。確か天牛堺書店。どの店舗だったか失念。
金魚な女の子が出てくる面白い小説は、たとえばここらへん。
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去年参加した「サンジョルディの日」の読書メーター内イベントに加われなかったのが、先月の心残りでした。
サン・ジョルディの日 - つのへび日記 (去年の記録)
今月も読了本が少しでもふえますように。