つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

2021年8月に読んだ本

8月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:632
ナイス数:9

デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方 (ハヤカワ文庫NF)デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方 (ハヤカワ文庫NF)感想
モバイル機器からのPVを前提としたWeb広告やサービスによって、今や興隆を極めている「注意経済(アテンション・エコノミー)」。術中にはまった我々は1日何時間も自らの関心をスマホに向けてしまうことに…。ガジェットによって人は良くなるべきなのに逆に道具に使われている現状に警鐘を鳴らし、自分の時間を取り戻そう、というのが本書の趣旨で、社交にリソースを割かずにいられないのは旧石器時代からの生存戦略が働くためという説は面白かった。ちょうど月末月初にかけて読んだので、8月は書かれていることをいくつか実践してみる。
読了日:08月01日 著者:カル ニューポート


いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学感想
一見タイムマネジメント系のビジネス書を思わせるメインタイトルだが、実際のところはサブタイトルが示すscarcity(希少性/欠乏)にまつわる研究をまとめた書で、欠乏の対象は時間にとどまらずお金(貧困問題)や人間の処理能力にも及ぶ。欠乏は人に「トンネリング」を起こさせ、その集中がプラスに作用することもあるが大概は視野狭窄を引き起こす。「スラック」という予備(遊び)の部分を残すことで、その緩和や解決を試みることができるという話。ダン・アリエリーや名著『最底辺のポートフォリオ』への言及もあり、面白かった。
読了日:08月12日 著者:センディル・ ムッライナタン,エルダー・ シャフィール

読書メーター

Amazonのセールでfireを買ってみたらだいぶ読書が、というかインターネットでのメディア視聴全般が(google playが入ってないという致命的悪条件はあるにせよ)快適になったので、電書の積ん読消化がはかどる。
2冊とも今年の早川書房のセールで買ったもの。去年以前の購入分はまだ読めてないのだが、まあ…そのうち。本の読みたさはその時の諸条件で決まるので、なかなかfirst-in, first-out とはいかない。

上記の『デジタル・ミニマリスト~』を読み終わったのがたまたま月初だったので、ちょうどいいから8月いっぱいはTwitterはじめほとんどのSNSを開かないようにしてみた。スマホの通知もごりごり切った。切りすぎて実家の親からのLINEを4日ほど気づかず放置したりもした(反省してます)。
9月になってTwitterアプリを開いてTLに目を通して、いい感じに自分とTwitterが疎遠になった感じを確認できたので、しばらくこれをキープできたらいいなと思う。


マンガは読書メーターに登録していないので、別で感想を書きました。
kn.hatenablog.jp