このところ、また短歌を作るようになりました。
はてなブログで「短歌の目(今はお休み中)」を主催されている卯野抹茶(id:macchauno)さんが時々「うたよみん」に投稿されているのをTwitterで見ていて、自分もやってみたいなとアカウントを作ったのが約1ヶ月前。しばらくは「短歌の目」のために詠んだ過去作を上げていこうと思っていたのですが、だんだんとカンを取り戻してぽつぽつ詠めるようになってきました。
たとえば、「短歌の目」自作のなかで一番気にいっているこの歌なども、
こうやって短冊風の画像で投稿できるのがいいですね。
画像のように1行でのレイアウトも可能ですし、もしそうしたいなら改行することもできます(私は1行レイアウトが好みですが)。
あと、自作にはハッシュタグを自由につけることができ、ハッシュタグから横断的に他の人の投稿した短歌を見ることができますし、「みんなで歌会」という、その時々の決まったハッシュタグを用いた題詠にも参加できます。
というわけで、ここからは最近「うたよみん」に投稿した新作からの自選短歌まとめです。これらの共通点は…自分ではお気に入りなのに、自分の他の歌に比べてよいね!が少ないことです。笑
作歌の背景など自分が書きたかったので、下の方にまとめて付記しています。
- 胃の中に蝶飛ぶ夜は北国の僧の名に似た紅い茶を飲む
- シュトレンの重みや嬉し地下鉄にオーデニールの紙包み揺れ
- 空港の定点カメラが彼方なる残光とらえ街よおやすみ
- バスを待つ少女らの頭上(うえ)薄紅のヒジャブに触れて季節風(モンスーン)過ぐ
- 多生の縁てふものありや今しがた行き交ひざまに嚔(くさめ)した犬と
- 題詠「ティー」へ寄せて。ラプサンスーチョンとラスプーチンって似てるよね、という。
- 日記のような短歌その1。この背景色と文字色を使いたいがために動画広告を見ました(うたよみんは無料アプリですが、動画広告を30秒見ることで普段制限されている機能を30分使うことができます)。
- 題詠「おやすみ」へ寄せて。作歌したときは、単なるオフィス街の夜更けをイメージして比較的すんなりできたのですが、終末ぽい風景にも見えるな?とあとで気づいてもっと好きになりました。
- 日記のような短歌その2。ウールみたいな素材の、あたたかそうなピンクのヒジャブを着用している女の子を実際にバス停で見かけて、何とかしてこのうつくしい瞬間を短歌にしたい!と思ってうんと考えました。うたよみんの短冊はこうして好きにルビを振れるので、つい遊びすぎてしまいます。
- 題詠「犬」へ寄せて。日記のような短歌その3でもあります。
今後もある程度短歌がたまったら、定期的にまとめたいと思います。今年のまとめエントリという感じではないですが、来年もよろしくお願いいたします。