つのへび日記

こなやぎのブログです。手仕事、語学、短歌、読書や映画など。

ごく小規模なハーブ栽培の記録(~2週目)追記あり

当面金欠でなおかつ時間だけはあるので、趣味と実益を兼ねてハーブ栽培を試みました。
毎日それらの様子を撮っているのですが、続けて見られたら面白いかなと思って、2週間ごとくらいにこうしてまとめていくことにします。

というわけで、それぞれの植物についてそれなりに調べたことを以下簡潔に書いておきます。

バジル:一年草。気温20度以上で発芽。春に種まき~晩秋まで収穫できる。草丈が20センチほどまで伸びたら摘心して枝を増やす(こうすることで葉っぱの収穫量が増える)。風通しが大事なので、混み合う下の葉は切り落とす。日光が大好きだけど乾燥には弱いので、日当たりのいいところで育て、水は乾かないようたっぷりあげる。成長したら液体肥料を週に一回与える。アブラムシ注意。

パクチー:一年草。種まきは春か秋。花をつけるのは夏だけなので、春まきは開花後の秋には枯れてしまう。寒さに強く冬を越せるので、秋まきのほうが長く収穫できる。水はこまめにたっぷり、ただし根腐れしやすいので注意。肥料は、春まきの場合必要なし(生育サイクルが短いので)。秋まきは、越冬後の春に即効性の化成肥料を与える。

ルッコラ:一年草。発芽しやすいので、真夏と真冬以外いつでも種まき可。アルカリ性の肥沃な土を好む。花を咲かせると葉はとうがたって硬くなり、葉の量も増えないので、つぼみが出来る前に茎ごと摘み取ると、おいしい葉をたくさん収穫できる。日当たりが良すぎてもやはり葉が硬くなるので、真夏は明るい日陰で育てる。肥料は1000倍希釈の液体肥料を週一回。アブラムシ・アオムシ注意。

参照したのは、これらのサイトです。
http://kateisaiennkotu.com/
http://www.yasashi.info/index.html

使ったキットはこちら。東急ハンズで買いました。

ルッコラだけ出てこなかった…。エコハーブという商品名だった気がしますが。代わりに同じメーカーのを貼っておこう。
育てるグリーンペット ベジ ルッコラ GD-44503

育てるグリーンペット ベジ ルッコラ GD-44503

以下、1日目から14日までの記録。













Twitter貼り付け」で自分のツイートを出したけど、なぜかとびとびにしか表示されなかった…。追ってそのうち埋めるとします。→埋めました!(6/22追記)
早く収穫したいな!

→その後はこちら(7/6追記)
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Bullet journalを一ヶ月半使ってみた感想

手帳は、大学生のとちゅうまでほぼ日手帳を使っていて、途中ED!Tに2年か3年ほど浮気して、去年は英語版ほぼ日手帳「Hobonichi planner」を使っていました。

kn.hatenablog.jp
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今年は、前から気になっていた「Bullet journal」をいつか試してみたかったので、ひとつこれで予定等を管理してみることにしました。

こちらとこちらで紹介されている考案者の動画で説明されているのですが、「Bullet journal」ではToDo、プロジェクト管理、予定、備忘録を一冊のノートにまとめる方法がとられます。

まずは自分が好きな、使いやすいペンとノートを用意します。方眼でも罫線でも無地でも、分厚くても薄くても、100円のダイスキンでも紳士なノートでも、なんでも構いません。筆記具も同じくです。

以下、基本的なBullet journalの作り方
初めに、見開き1~2ページ分くらいをインデックスページにします。
次の見開き1ページはマンスリーページ。月のカレンダーと月間ToDoを書きます。
その次のページから、デイリーページにして、日ごとの「タスク」「予定」「メモ」などなどを書き出していきます。見つけやすいように、それぞれの先頭のマークを変える)
完了したタスクは消します。
埋もれてはならない重要な予定や締め切りは、マンスリーページに書き込みます。
その月が終わったら、これらにページ番号をふり、インデックスページに書き込みます。

基本的な使い方に加えて、私がやっていること

2015年の内容も少し入れた

月末の反省ページを作った

2015年の手帳の内容のうち、時々見返したいものを先頭に置きました。
あと、(これからも継続できるかわかりませんが)1月の最後のページには見開き一ページを使って全体的な反省・まとめを書きました。
つまり、基本の使い方ではノートを開くとまずインデックスページ、それからマンスリー(1月)、デイリー(1月)、マンスリー(2月)、デイリー(2月)…と続いて行くことになりますが、私のノートはインデックス→2015年ページ→マンスリー(1月)→デイリー(1月)→1月の反省→マンスリー(2月)…という順番で並んでいます。
インデックスページはこんな感じ。

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特別なページは独立させた

写真の中の「見たい映像作品リスト」「編み物パターン集」がそれです。
あと、まだインデックスに書き加えてはいませんが、読書ノートのページも作っています。
本のタイトルごとに見開き1ページ割いて、読書の時は傍らに置いて、分からない単語をメモするのに使います。ある程度溜まったら(一列とか、一ページとか)一度に意味を調べています。もっとこまめにするべきなんでしょうけどね…。

先の予定にはふせんを使う

欠点として、その月のデイリーを全部書き終わらないと、つまり月末にならないと、次の月のマンスリーページが作れないというものがあります。
なので、先の予定は忘れないようにふせん(写真の左ページ)に書いておいて、マンスリーページを作る時に書き写します。

デイリーページに書いていること

  • その日の簡単なスケジュール
  • その日のタスク
  • 勉強したこと(進捗やメモ)
  • 見たドラマや映像作品(感想と言うよりタイトルのメモ)
  • 編み物の進捗
  • その日書いたブログのタイトル
  • 買った本のタイトル

その他、印象に残ったもののメモ

ちなみに、写真の猫ふせんを貼っているのはほぼ日のweeklyノートです。去年も「hobonichi planner」と一緒に手帳に挟んで使っていたのですが、中身はお小遣い帳兼時間簿です。見開き一ページで一週間バーチカルタイプなので、何時から何時まで何をしたかというざっくりした記録にしています。去年もやっていたけど、途中で真っ白になってしまったので、今年は続けられるといいな。


(このリンクの商品は4月始まり用です)

あ、手帳カバーは何年か前にハンズで売ってた2800円くらいの革と500円くらいの麻ひもと、家にあった製本道具で作ったものです。気に入っています。

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差しているのは、パイロットの万年筆(ロイヤルブルーインク)、パイロットの万年筆(赤インク)、ファーバーカステルシャープペンシルです。ファーバーのHPはたぶんもう廃盤。

Bullet journalの使い方についてはまだ手探りですが、とりあえずなるべく傍らに置いておいて、すぐ開いてメモできるようにしています。まあ自分のやりやすいように使うのが一番だと思うので、この調子で1年間使っていきたいなーというところです。いいアイデアや、自分は手帳にこういうことも書いてるよ!というのがあれば教えてください。

ミドリ MDノート<文庫> 方眼罫

ミドリ MDノート<文庫> 方眼罫

何を使って書くか?筆記具についての記事

kn.hatenablog.jp
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毛糸の靴下(ケーブル編みとフクロウ模様)

 

去年帰国した際、たくさんソックヤーン(アクリルが25%ほど入った高い強度ゆえ靴下に向いている)を買いこんだので、この冬は靴下ばかり、といっても通算4足ほどですが、編んで過ごしました。

最初に編んだ一足目(自分用)で生じた教訓を生かしつつ、今中国で何かとお世話になっている友人の両親へこちらを。

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そして、日本で自分の家と猫を世話してくれている妹へ、こちらを。

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基本的な靴下の編み方は、こちらを参考にしました。

靴下編みバーチャルツアー knit, knitter, knittest/ウェブリブログ

 こういうシステマチックなものを求めていたんですよ!

 

詳しくは上記リンクを読んでいただきたいのですが、靴下は一見複雑ですがおおむねこのようにパーツ分けできます。

  • すね部分(上から下へ、筒状に編む)
  • アキレス腱部分(筒状の半分を編み伸ばす)
  • かかと部分(引き返し編みで丸みを作る)
  • 足首部分(アキレス腱部分の高さを減らしていく)
  • 足の甲部分(つま先に向かって筒状に編む)
  • つま先部分(目を減らして止める)

今回はサイズの違う複数の靴下を編みたかったので、これらの項目をエクセルの列に入れて、各人用の目の数を入れて管理しました。

ちなみに、上のペア靴下はこのルールに沿っていますが、妹の靴下はすね部分のフクロウ模様を下から上に編み、すねの上部に当たる部分で伏せ止めたあとで、フクロウの下部から目を拾って、以降の工程を編みました。そうです、このフクロウです。一度あの手袋を編んだら可愛くて楽しくて、はまってしまいました。

 

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自分用の靴下は就寝用にヘビーユーズするうちに毛玉だらけのよれよれになってしまったので、画像のアップは差し控えますが、素直にゲージ通りのサイズ感で編むとけっこう大きくなってしまうのが分かったので、上記の3足はけっこうフィット感を重視して作っています。

すねから足の甲()にかけてリブ編みベースのケーブル模様を入れているのもそうですし、あと、画像からは見えませんが、つちふまず部分に一目ゴム編みを入れています。それから、自分の靴下では凝って左右のつま先の形を変えましたが、これはやめましょう。履くときの確認がめんどくさすぎる。

 

使用糸はこちらのシリーズ。 

【ホビーラホビーレ】ロービングキッス col.32

【ホビーラホビーレ】ロービングキッス col.32

 

 

今は半端な量のソックヤーンがぽろぽろ余っているので、何に使おうかちょっと悩んでいます。アクリル混の毛糸は普段あまり使わないので、どうしようかな。

 

日本にいる私の友人が、私のブログを見て編み物を久しぶりにやりたくなったと言ってくれて、うれしくなりました。彼女も靴下を編もうと言っていました。どんな靴下を編んだのかな。

 

上記リンクのやり方は海外のニットパターンでよくある手順で、私が最初に見たのは三國万里子さんの本でした。嶋田俊之さんのには、いくつかパターンの違うやり方が載っていたような。

kn.hatenablog.jp

 

手編みのソックス

手編みのソックス

 
 
 

それから最近、こんな本が出たと知って、ちょっと気になっています。かかとを編まずにフィットするという、不思議な靴下。

ベルンド・ケストラーのスパイラルソックス まっすぐ編むだけでフィットする

ベルンド・ケストラーのスパイラルソックス まっすぐ編むだけでフィットする

 

 

変わりワッフル編みのマフラー(模様編み解説付き)

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この年末年始にかけて完成させたマフラーです。

友人のリクエストで編みました。

 

この友人Sは私の父の教え子でもあり、彼女が私の実家にホームステイした10年ほど前からの付き合いなのですが、とにかく義理堅いし、色々お世話をしてくれます。


去年一時帰国した時も、彼女のスマホアプリから航空券を手配してもらったのですが、それから何度会っても、チケット代を受け取ってくれないんですよね。

「私は(こなやぎ)さんのお父さんにとてもお世話になりましたから、今度は私がお返しします!」「お父さんには、この比ではないくらい私のためにお金を使わせましたから、まだまだ足りません!」みたいなことをしょっちゅう言うのですが、よくよく聞いてみると、ホームステイしてたのはたった一ヶ月ちょっとと知ってずっこけました。武士かよ。(彼女のステイ中、私はすでに家を出ていたので、日本で交流を持ったのは私の住んでいた地方へ旅行に来てくれた時だったのです)


中国の言葉には「滴水之恩,当涌泉相报(水ひとしずく恩は、湧き出る泉にして返す)というものがあるのですが、彼女もまたそれを体現しているということでしょうか。

 

というわけで、どうしてもお金を受け取ってくれなかったので「じゃあ何か編ませて!」というと素直にマフラーをリクエストしてくれたので、ほっとしました。色も質感も、似た画像をネットで見せて「こんな感じがいい!」と、彼女の希望を反映させたものです。幸い、とても喜んでもらえてよかったです。

 

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↑の図は起こしてみてあらためて写真を見た後で間違いに気づきました。(下記太字部分)441模様で往復編みで、3段目で引き上げ編みをしています。そして、1段目、3段目に引き上げ編みの左右の目を交差編みにしています。適当に考えた模様です。これがワッフル編みってやつ?と、出
見て思ちょっと違うみたいなので、変わりワッフル編みということで。

 

表と裏の表情はそれぞれこんなかんじ。

 

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使用糸はこちら。 

 

6玉使って120センチ弱くらい。よりボリューミーにしたい方は8~10玉くらい使うといいかもしれません。

編み物SNS『Ravelry』で見つけたフクロウの指あき手袋(編み図つき)

最近、遅まきながら編み物SNS『Ravelry』に登録してみました。

Ravelry - a knit and crochet community

今のところ日本語版はないのですが、海外のユニークなニットパターンを色々見られて面白いです。これを始めた主目的である、自作ニットのアーカイブ作成はあまりはかどっていませんが…。

 

編み物のデザインを考えるのは好きなのですが、シンプルなパターンは頭の中に入れたら即手を動かしてアウトプット!だし、少し複雑なものでも要点をメモするだけだったり、手書きで書き起こしてもそのまま散逸することが多いので、そういうのをこういうところでちゃんと記録しておこうかなと思ったんですが……やっぱり煩雑で(ダメ人間)。

紙に編み図を書いてああでもないこうでもないと考えているときや、編んでる最中に比べると、あらためて第三者に見せても恥ずかしくない形で文字や図に起こして残すという作業は、そんなに楽しくないのです。

 

その代わり、といっては何ですが、今回はそんなraberlyで見つけた、海外のフリーの編み物パターンから、編み図に起こしてみたものをご紹介します。

 

Ravelry: Owl Mitts pattern by Amanda Jones

 

このたび初めて知ったのですが、海外のパターンって略語と数字だけを使ってひたすらだーーっと文字だけが書いてあるんですね。たとえば今回の「フクロウの指あき手袋」だと、元サイトのパターンを見ると「n段目:印まで表、裏1、表2、(裏1、表1)×2、表2、裏1……」みたいなのが延々と続いています。なんて無機質な!と思いましたが、考えてみると、これに従ってひたすら編んでいくと次第に素敵なニットに形を成していく!っていうのもまた感動的かもしれませんね。おおげさでしょうか。

私は、棒針編みを、裏編みと表編みの2進法に集約されるという点で極めてデジタルなものだと思っているので、こういう指示書みたいな形式もある意味では理にかなっているかもしれないなと思いました。

 

が、やっぱり図で見て確認したいという気持ちもあり、何よりこのフクロウ手袋が可愛くて、せっかくフリーのパターンとして公開されているから、編み図に慣れている日本人もみんな気軽に編めるといいよね、と思い、エクセルで図起こししたものをPDF化したの、を画像ファイルにしたのがこちらです。(PDFのアップロードが思ったより面倒だったのでこのようにしました。本当にズボラですみません…)

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ご覧のとおり、ケーブル編みなど目が交差するところをエクセルではどう表現していいか分からなかったので補足説明を入れています。模様編み図の説明は左手のみなので、右手を編むときは目数にご注意ください。図を見ながら編み進めていただければ。

あと、オリジナルのパターンだと往復編みしたあとに左右の端をはぎ合わせるように指示がありますが、私が輪針スキーなので勝手ながら輪針用に説明を入れました。だって輪針超楽ですよ!はぎとかとじとか必要最低限で済むし!輪針最高!

 

ちなみに私が編んでみたのはこんな感じになりました。

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使用糸

秋冬毛糸 パピー レッチェ 40g 160m col.411 5玉セット

秋冬毛糸 パピー レッチェ 40g 160m col.411 5玉セット

 

 

使用針  

Clover ミニ輪針23cm3号

Clover ミニ輪針23cm3号

 

  

Clover ミニ輪針23cm6号

Clover ミニ輪針23cm6号

 

 

ボタンはまだなし。とりあえず手元にある糸で左手だけ編んでみたものの、細い糸なのでこれだと防寒性には劣るかも。しかし愛くるしい~。

Ravelryの作成例に多数あるようなストレートヤーンの単色極太毛糸なら、フクロウの絵柄もはっきり出るし、暖かさも増すと思います。あと、このパターンだと親指部分は単に穴を空けただけなので、13段目で伏せ止めせず休ませて、本体を編み終えたあとで1目ゴム編みで何段か輪に編めば、恰好がつくかなと思います。手袋本体のタテの長さは手の甲ぴったりくらいなので、手首や指の根元までもう少し包みたい方は、上下のゴム編み部分を長めに編むといいですね。

私もこのまま続けて右手も編んで、室内作業用の手袋にしようかなあと、今思いつきました!比較的簡単ですし、すぐ編みあがる大きさなので、ぜひ作ってみてください!

 

輪針でニット びっくり! 楽しい「輪針」の使い方 (ニットマニアックス)

輪針でニット びっくり! 楽しい「輪針」の使い方 (ニットマニアックス)

 

 私はマフラーのような往復編みのものでも輪針を使って編んでます。端まで編んだら、左右の棒を編み地ごとくるっとひっくり返すのです。棒針二本で編むよりも、目が編み棒から抜けるリスクがぐんと下がるし、乗り物の中などで編んでも場所を取らないので。輪針最高!(二回目)

 

追記:

このフクロウ模様を他にも応用したくて、靴下にしてみました。

 

kn.hatenablog.jp

甲側の足首に入れてみたけど、かかと側(アキレス腱上部あたり)でもバックスタイルがかわいい靴下になったかもしれません。

2年越しの両面編みフェアアイル模様マフラー、完成!

ここ2年ものあいだ、他の物と並行しながらちまちま進めていたマフラーが、やっと完成しましたー。

一応、夫用です。


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ダークグレーとベビーピンクの2色の糸で、両面編みをしています。

 

これを編み始めたのは、自分用の両面模様編みマフラーを作った直後で、リバーシブル編みに凝っていたというか、調子に乗っていた時期にあたります。

 

夫には結婚する少し前に、これも両面にアラン模様が入っているマフラーを編んだのですが、数年経ち、洗濯するうちにへたってきてしまったので、もう一本と思って編み始めたのでした。

が、見ての通り、模様に凝りすぎていっかな進まず、なかなか進まないと面白くなく、並行して別のものを編み始めてますます進まず…のスパイラルに陥りつつも、とりあえず今年は絶対完成させようと思って10月の一時帰国の際にこちらに持ってきました。

そしてようやく先月下旬、最低気温が氷点下になる日を目前にどうにか編み終えました。

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地の色を交互に変えながら、いくつかのフェアアイル模様を組み合わせています。

もう当分、ここまで凝ったマフラーは編まないと思います…! 自分で考えた配置とはいえ、とんでもなく面倒くさかったです。

でも、エストニア風のニットを一つは作ってみたかったので、いい経験になりました。

 

これから紹介する本は、どちらについても以前書いた気がしますが、本当に気に入っているので、しつこく紹介。

裏も楽しい手編みのマフラー

裏も楽しい手編みのマフラー

 

 以前編んだ両面アラン模様のマフラーが収録されている本。

手編みニッターの悩みの種、「マフラーの裏がかわいくない問題」を解消する一冊です。

いろんな技法が紹介されているので応用も効き、デザインの参考にもなります。

 

フェアアイル模様集200

フェアアイル模様集200

 

 大小さまざまな編みこみ模様が200収録されている本。

今回のマフラーの図案は、これを見て決めました。

伝統柄がメインですが、ハートマークやクローバー柄など面白いものもあります。

図案集としてぱらぱら眺めているだけでも楽しいですし、冒頭には配色や柄配置、糸選びのアドバイスなどのページもありなかなかコスパが良いです。

今年はロングカーディガンという大作に取り組んだので、それ以降は着々と小物を量産しています。ぼちぼち、できたものから、記事にしていくつもりです。

三國万里子さんのニットキット「miknits」より「ベビーアルパカのロングカーディガン」が完成しました!

今回は、こちらのエントリの続報です。


今月からHSK対策の時間を増やしたので、上限一日一時間と決めて、ペースダウンしてやっていましたが。 やっと完成しました!

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最後の一日(今日)は、ボタン制作とボタン付け。さすがに一時間では効きませんでしたが、まあラストスパートくらいは、存分に。

 

このニットキットはボタンは別売りで好みのものを探してください、でしたので(好意的に解釈すると、ここでオリジナル色を出せてよいのかなと)、一時帰国時に入手する予定でしたが探す時間がなく、南通で探そうかなと思って、手芸関係の小さい店が集まる場所を教えてもらったのですが色々あってまだ行かず、もう自分で毛糸ボタンを作ろう!という結論に至りました。

 

はじめは、何か芯になるものを作って編みくるもうと思ったんですが、それもないので、毛糸の束を芯にして編む形にしました。日本の家には100均のくるみボタンキットを置いていたので(去年ちょっとやってみた)、せめてそれを持って帰っていたらよかったんですけどね。

 

試行錯誤の結果、こんな感じで毛糸ボタンを作りました。

針と糸にもよりますが、この作り方で4号かぎ針、並太毛糸なら直径二センチていどのもこっとしたボタンができます。

  1.  丸いモチーフを作るときの要領で、普通は1~2周のループから始めるところを、二十回ほど巻いたループを作る。
  2. ループを編みくるむように、細編み24目で一周する(1段目)。
  3. 立ち上がり無しでもう一周細編みを編む(2段目)。
  4. 立ち上がり無しで二目一度の細編みを二周編む(3,4段目)。

ちなみに、今回使用した糸はこちらです。

 

パピー 秋冬毛糸 レッチェ 40g 160m col.411 5玉セット

パピー 秋冬毛糸 レッチェ 40g 160m col.411 5玉セット

 

 

ロングピッチの変わり毛糸なので、気に入らない色を使って芯のループを作りました。許せ、黄土色!

 

そして、ちょっと大事なことですが、やはりウール毛糸だけでは強度に欠けるしへたってしまったので、③のときに、輪にした麻ひもを編みくるみました。アクリル混の毛糸など、別の素材なら心配ないかもしれませんが、どうでしょうね。純然たる飾りボタンなら気にすることはないと思いますが、今回は実用的なボタンだったので、こうしました。

 

あと、あと、編み終わりの処理ですが、普通の四つ穴ボタンみたいにバッテンで縫い付けたので、6目でそのまま終わらせてしまいました。適当!

 というわけで、縫い付けたのがこちらです。


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立ち上がりがないとやっぱり気持ち悪いという方は、鎖1目立ち上がりでやってみてください。私はめんどくさくて省いただけなので…。

 

初めてニットキットを使うにあたって一番心配していたのは、毛糸が足りなくなった場合の対処法でした。自分で糸を買って編むときは少し多めに買いますし、もし足りなくなった時も、自分でロットの合う糸を買い足せばすむことですが、今回は糸のみの販売もされてないし、メーカーは分かっても(ちなみに京都のavrilです)非売品の糸だと表記があったので、一般に発売されてる糸で合うものがあるかも分からないし、かなり不安でした。

そして実際、ポケット裏二枚+身頃を編み終わる少し前に糸の半分がなくなってしまったので、これ足りるのか!?とちょっと焦って残り目数の計算をしてみたり…。

後半は意識して少しきつめに編んでみたからか、実際には編みあがった時点でも少し余ったくらいだったので、ひと安心でした。 心配性な方&ゆるめに編む癖があるという自覚のある方は、きちんとゲージを取って確認するか、初めから糸をやや引っ張り気味に編むといいかもしれません。

 

ベビーアルパカの糸はやっぱりすごく暖かくて、今日はこれとマフラーだけで外出してしまったほどです。一昨年編んだマフラーとも、結構相性がいい気がしてうれしいです。


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裾が少しすぼまったデザインも、中に一~二枚重ね着もできる袖の太さも気に入っていますが、折り返してまつりつけた前立ての端がふわっと広がっているのがちょっと気になるので、襟ぐりのふちもボタンと同じ毛糸でかがったりしてみようかなーなどと思っているところです。

 

今年編みたいものはだいたい決まっているので、しばらくは少しずつ日本から持ってきた糸や、去年からの続きの編み物を進めて、余力があったら中国で糸を買って編んでみたいなとも思っています。近所の小さいお店がみっしり並ぶ市場にも、服屋さんの軒先なんかに普通に毛糸玉が売られていたりして、ちょっと気になっているのです。